アジア大会/レスリングで金2つ
【バンコク発=本社記者高英民】17〜18日に行われた第13回アジア大会・レスリングフリースタイルの54キロ級と58キロ級で共和国選手が優勝し、獲得金メダル数を7つとした。また、17日の女子サッカー決勝では中国に惜敗し銀。同日のボート男子軽量級ダブルスカルと女子軽量級4人スカルではそれぞれ3位に入った。また、陸上・十種競技に出場した在日同胞の金尚龍は7位だった。
レスリング・フリースタイル54キロ級に出場した共和国のチン・ジュドンは、16日の試合でタイ、中国の選手にいずれも10−0で圧勝。17日の決勝では、9月にテヘランで行われた世界選手権の覇者、タエビ(イラン)を3−2で下して堂々の優勝を遂げた。また、同58キロ級のリ・ヨンサムも17日に南朝鮮の選手に3−0で、ウズベキスタンの選手に10−0で圧勝。18日の決勝で、アジア選手権保持者のモンゴル選手を4−1で破り優勝した。
一方、来年に米国で開かれる世界選手権を前に、アジア最強の座を決する試合として注目された女子サッカー決勝は、0−0のまま延長にもつれこむ熱戦となった。共和国は立ち上がりから再三、好機をつかむが点数には結び付かず、一進一退の攻防が続いた。結局、延長後半5分に相手コーナーキックのピンチで痛恨の失点となり、0−1で惜敗した。
17〜18日に行われた十種競技で、在日同胞の金尚龍は400メートルで1位を占めるなど、初日を終えた時点で3位。2日目にも健闘したが、結果は7位だった。
一方、17日の女子走り幅跳びでは共和国のリ・ミョンエが4位(6メートル39センチ)、18日の女子5000メートルではホン・ミョンフィが7位に入った。