同胞生活情報誌「イオ」2月号発売中/特集「ここにもあるトンポトンネ」
特集は「『トンポトンネ』はここにもある」。ここでは、トンポトンネ=同胞村の概念を、単なる「距離的密集地域」にとどまらない「精神的共同意識」の観点からとらえ、民族を大切にし、助け合い、口実を設けては集まり、朝鮮の歌や踊りが飛び出す地域と考える。ここでは、福岡、四国、秋田、鳥取の地域同胞社会を訪ねて、たくましく生きる同胞たちの姿をルポしている。
特別企画「とっておきのチゲ」では、鳥殻スープと味噌をベースにした朝鮮の鍋料理、チゲを取り上げた。豆腐チゲ、海鮮チゲ、プルナッチチゲ(牛タコ鍋)、ぶっこみチゲの4種の作り方をカラー写真とともに紹介しており食欲をそそる。
「98年情勢予想」では昨年までの情勢を踏まえ共和国を軸とする朝米、朝・日、南北関係が今年、どのように進んでいくのかを詳しく分析した。
ほかに、毎回好評の「ようこそ赤ちゃん」に寄せられた便りを一挙に公開した特別コーナーや、「朝鮮史を掘り返す―『史記』朝鮮列伝を読む」など。イオ・インタビューは、「お嫁に行きたいくらい」朝鮮料理が大好きだという、オペラ歌手でミュージカル女優の森公美子さん。