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第16回阪神地区日朝友好小・中学生のつどい/公演やゲームに500人


 第16回阪神地区日朝友好小・中学生のつどい(後援=西宮市、西宮市教育委員会)が1月24日、西宮市中央体育館で行われ、県下6市1町にある40の朝鮮学校と日本学校から、教職員や生徒ら500余人が参加した。合唱「日朝友好の歌」で始まった交流会では文化公演やゲームが行われ、初めは緊張気味だった生徒たちも次第に打ち解け、交流と理解を深め合った。

 この交流会は、朝・日生徒の相互理解を深め友好親善を図る目的から、阪神・淡路大震災が起きた1995年を除いて、17年前から毎年、大阪と兵庫で交互に行ってきた。

 その過程で、生徒らの間に芽生えた親善の情は、同地域での友好親善の発展にも寄与するようになった。震災時には、阪神朝鮮初級学校と、同校と隣接した平木小学校に避難した同胞と日本市民らが互いに助け合ったという。昨年10月には「阪神朝鮮初級学校を支える西宮・芦屋市民の会」も結成された。

 この日の交流会では、川西市立桜が丘小学校生徒によるチャンゴの演奏も披露されたが、同校の清谷緑教員は、「生徒が朝鮮の文化に対する理解を深められればと思い、講師に依頼してチャンゴサークルを開いている」と言いながら、今後も生徒たちが友好親善の新たな局面を開く人材に育つよう、学校教育における交流の重要性をアピールしていきたいと話していた。