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国家間の合意を踏みにじる行為/共和国外交部代弁人が日本を非難


 朝鮮民主主義人民共和国外交部は11日、朝・日国交正常化のための政府間本会談再開問題と関連して朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 昨年に続いて1月、北京で朝・日両国実務関係者間で接触が行われた。

 周知のように、昨年8月に行われた朝・日国交正常化再開問題のための両国外交部(外務省)副局長級予備会談で双方は、政府間本会談を前提条件なしに年内にできるだけ速やかに再開することで合意し、会談の場所問題をはじめ本会談再開のための実務問題で見解の一致を見て、具体的な会談日時は外交的ルートを通じて確定することにした。

 したがって、朝・日政府間の本会談再開に関連して未解決となっている問題は明白に会談開催の日時を合意することだけであった。しかし、日本側はその後数回にわたって行われた実務級接触で、双方間の合意を覆して根拠もない「不明者」問題を会談再開の前提条件として持ち出し、双方が合意した本会談の速やかな再開に人為的な難関を造った。

 今回の接触で、われわれが実務級接触と予備会談での合意事項に違反していることに対し日本側に注意を喚起させるや、日本側はその合意は前任者がしたもので、自分は知らないとして双方間の合意を覆す行為もためらわなかった。

 国家間の合意事項を踏みにじる日本側のこうした行為は、外交的信義を愚弄する行為としか受け取れない。

 日本側のこうした言行から、われわれは日本側を代表して会談に臨む人とどのように相対すべきか、会談に関連した日本政府の立場がどのようなものであるかについて再考せざるを得ない。

 外交では互いの信義を大事にし、一旦約束したことはどのようなことがあっても守らなければならない。

 もし、誰であれ国家間の合意事項を相手側との合意なく一方的に覆せば、それは結局、自国のために泥を塗る結果しかもたらさない。もちろん、朝・日両国人民の念願に則して朝・日関係を正常化しようとするわれわれの立場に変わりはない。

 日本側に会談を再開する用意がなければ、われわれも敢えて会談をしようとは言わないし、日本側が会談の準備を終えていなければ、終えるまで待つであろう。

 われわれは、日本側が今のように外交的信義を愚ろうして引き続き愚かに振る舞えば、これ以上相手にしないであろう。

 日本側は自らの表裏ある外交姿勢と軽薄な言行を振り返り、自重すべきである。(朝鮮通信)