金正日総書記誕生56周年祝賀、東京で在日朝鮮人中央大会
金正日総書記の誕生56周年を祝賀する在日朝鮮人中央大会が14日、東京・北区にある東京朝鮮文化会館で行われ、総聯中央の韓徳銖議長、許宗萬責任副議長をはじめ、在日同胞と総聯の活動家が参加。総書記の指導の下、祖国の人民と歩調を合わせ、民族の新時代を切り拓いていく決意を新たにした。大会2部では学生、同胞らの祝賀芸術公演が行われた。
大胆に運動転換を
大会では韓議長があいさつし、金日成主席逝去後、いっそう厳しさを増した情勢の中で、総書記は社会主義祖国を守り抜いてきたと指摘。祖国が優れた指導者の下にあってこそ、堂々たる主権国家の海外公民としての地位と尊厳が保障されることを、在日同胞は経験を通して知っていると語った。
その上で、在日同胞は今年、総聯第18回全体大会を大きな成果をもって迎えることで、総書記を新しい時代の指導者として迎える共和国の創建50周年を輝かせることを確信すると語った。
続いて許責任副議長が報告。総書記は元日から現地指導におもむき、1日も早く祖国の経済を立て直して人民生活を安定させるためのたたかいで先頭にたっていると指摘した。
また、総聯活動家と在日同胞もこれに歩調を合わせ、受け身ではなく大胆な攻めの姿勢で前途に立ちふさがるあらゆる困難を乗り越え、総聯愛国事業を転換させて新たな伝統を築くべきだと強調した。さらに、当面は「100日間運動」に一致団結して取り組むことで、大きな成果をもって総聯第18回全体大会を輝かせようと訴えた。
大会では、金正日総書記に送る手紙が朗読された。
祝賀公演、多彩な演目に喝采
大会2部では金剛山歌劇団や東京、神奈川の朝鮮歌舞団、朝青東京・大田支部、朝鮮大学校と東京第1初中、千葉初中、尼崎初中、茨城初中高、東京朝高の各校生徒らの出演による祝賀公演が行われた。
中でも、朝青東京・大田支部の男性重唱はコミカルな演出で会場を大いにわかせ、茨城初中高の初級部生徒らはチャンダンノリを息を飲むほどの迫力で演じて見せた。
また、歌劇団や歌舞団は歌、舞踊でレベルの高さを発揮。朝大生は堂々とした歌声を聞かせるなど、それぞれの持ち味が生かされた多彩な演目が披露され、観客らの喝采を受けていた。