ニュースフラッシュ
依然厳しい食糧事情/水害対策委員会が言明
朝鮮・ロシアの善隣関係発展に努力/駐朝ロシア大使が言及
豪州訪問の基督教連盟代表団出発
米軍が2月に150回の空軍スパイ行為
中央人民委員会、ラオス新大統領に祝電/洪総理代理も新首相に
白頭山賞体育競技大会が閉幕
南の失業者93万人に/失業率は4.5%
2日発朝鮮中央通信によると、共和国水害対策委員会スポークスマンは談話を発表し、自然災害により食糧事情は依然として厳しい状態にあると指摘し、次のように述べた。
昨年6月までは農作物の出来は比較的悪くなかったが、7、8月の旱ばつと高温、高潮で、トウモロコシが120余万トン、稲が60余万トンも減少し、昨年の穀物収穫量は268万5000トン(脱穀済み換算で214万8000トン)にしかならなかった。共和国の年間穀物総需要量は784万トン、食糧需要量は約482万トンだが、1月1日の時点で在庫量は16万7000トン。1月に1日1人当たり平均300グラム、2月に200グラム供給したが、3月に100グラム供給しても中旬には在庫がなくなる。 共和国は、世界食糧計画が65万トンの支援をアピールしたのに続き、2月12日には国連が総合協力アピールを発表したことを歓迎し、国際社会が今年も食糧を主とした支援を続けてくれる方向であることに感謝している。(朝鮮通信)
ワレリ・ジェニソフ駐朝ロシア大使は3日の記者会見で共和国との関係について言及し、ロシア大統領が連邦会議あてに送った年例所信の内容を伝え、ロシアが自国の対外政策戦略に従って、共和国との善隣関係を発展させるため努力することを改めて確言すると述べた。また、朝鮮半島の緊張を緩和して非核地帯とし、朝鮮が平和的、民主主義的に統一されることを望むと語った。(朝鮮通信)
オーストラリアを訪問する朝鮮基督教徒連盟代表団(団長=康永燮委員長)が3日、朝米基本合意文履行のための第9回協議に参加した国際原子力機関(IAEA)代表団が2月28日、それぞれ空路平壌を出発した。(朝鮮通信)
2月28日発朝鮮中央通信は、米国が同月の1ヵ月間に行った共和国への空中スパイ活動が、150余回に達したと報じた。(朝鮮通信)
共和国中央人民委員会は2月27日、ラオス人民民主共和国の新大統領に選出されたカムタイ・シパンドン首相に祝電を送り、両国の友好協力関係が今後も強化発展するものと確信すると述べた。また、洪成南総理代理もシサバ・ケオブンファン新首相に祝電を送った。(朝鮮通信)
2月4日から開かれていた白頭山賞体育競技大会が27日に閉幕した。平壌の重量挙げ競技館で閉幕式が行われ、優勝したチームと選手が表彰された。(朝鮮通信)
南朝鮮統計庁は2月27日、今年1月の産業活動動向を発表し、失業率が4.5%に達したと明らかにした。昨年12月の3.1%から急上昇し、1987年2月の5%に次ぐ高水準。失業者も93万4000人と100万人に肉薄している。南朝鮮の民間研究機関は今年中に失業率が7〜8%、失業者は200万人に近付くと予想している。
一方、「韓国銀行」は同日、今年1月の企業不渡り件数が前月比126件増の3323件に達し、過去最高を記録したと発表した。