南の特赦実施、「不十分」と非難/市民団体、良心囚家族ら
南朝鮮当局が良心囚の特赦・復権を実施した13日、民主化実践家族運動協議会(民家協)、民主主義民族統一全国連合(全国連合)、参与民主社会市民連帯(参与連帯)、経済正義実践市民連合、「韓国基督教教会協議会」などの市民・社会団体は声明を発表し、「釈放水準が極めて低く不十分だ」と非難した。
民家協は「全良心囚の15%しか釈放されなかったのは、発足時に28%を釈放した金泳三『政権』の水準にも劣る」と指摘し、「国民政府」の改革意志に大きな危惧感を抱いていると語った。全国連合や参与連帯も「保守勢力の守旧的な反発を過度に意識したもので、実に失望すべき水準だ」と述べ、時局関連の未復権者に対する追加釈放も即時実施するよう訴えた。
一方、民家協や天主教正義具現全国司祭団などの各団体メンバー、特赦対象から外された良心囚の家族ら30余人は同日午後、制限的な良心囚釈放措置に抗議する集会をソウルの明洞聖堂で行った。
参加者らは「一時は自らも良心囚だった金大中大統領が実施した今回の措置は、全良心囚の釈放を望む国民の期待に大きく反するものだ」と述べ、全良心囚の即時釈放を強く求めた。