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「東海」表記の日本地図発見/南の大学教授が公開


 朝鮮半島東側の海を「朝鮮東海」と明記した日本の公式地図を南朝鮮の大学教授が新たに発見し、内外の関心を集めている。

 これは1936年に日本で発行された「歴代文化皇国史大観」に収録されている「元禄時代の日本地図」(元禄時代=1688〜1704年)。金源模・檀国大教授が10日に公開した。

 地図では、日本列島西側の海に「OCEAN ORIENTAL」(東海)とフランス語で書かれており、「1690年にフランスのある地理学者が日本を訪れて精密に踏査し、帰国後に製作した」との注釈が添えられている。

 同教授はこのほか、日本の公式歴史書「日本国史大事典」(1995年発行、全14巻)の11巻に収録された1589〜1821年製作の9枚の日本地図に「日本海」表記が見当たらないことを確認し、「19世紀前半までは『日本海』の名称すらなかったことを証明した」(同教授)。

 東亜日報11日付は「外国で製作された地図ではあるが、日本が皇国史観を強要するために作った本に収録されており、日本が1936年当時、『東海』の名称を公式に認めていたことを立証する貴重な史料だ」と評価している。