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第2回中・高級部バスケット選手権


 第2回在日朝鮮中・高級学校バスケットボール選手権大会(在日本朝鮮人籠球協会主催)が26〜27日、神戸市の兵庫県立総合体育館で開かれた。新人戦を兼ねた同大会は、朝鮮学校の日本の公式大会への参加が認められたことを背景に、選手のレベルアップを図ろうと昨年、約30年ぶりに開かれた。今回は全国から34校、約500人の選手が参加し熱戦を繰り広げた。(道)

 

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 14校が参加した中級部男子部門の決勝では、東神戸朝中と東大阪朝中の関西勢が対戦。逆転に次ぐ逆転の大接戦となったゲームは、残り30秒を切った時点で東大阪が2点リード。そのまま逃げ切るかと思われたが終了11秒前、東神戸が執念で同点に追いつき、勝負は3分間の延長戦へ。東大阪は2点を先制するが、追いつかれまいとする焦りからかファウルを3連発。結局、東神戸がこのフリースローのチャンスをきっちりものにし42−38で初優勝した。

 8校が参加した女子部門の決勝は西播朝中と京都朝中の対戦。ともに初優勝を狙う同士とあって気迫のこもったプレーが展開されたがガードとセンターを軸にした攻撃で終始主導権を握った京都が58−35で勝利。同校が中央規模の大会で優勝したのは20年ぶり。

 現在、同校の女子バスケ部員は3年生の5人だけだ。1学年上に部員がいなかったため、1年生の秋からこのメンバーで毎日、自主的に早朝練習を行うなど努力を重ねてきた。李玉善コーチは「優勝の要因はやっぱりチームワーク」と言い、権絵美主将は「とても嬉しい。でも本番は九月なので、気を抜かないようにしないと。また今日のような喜びを味わいたい」と涙目で語っていた。

 高級部部門では東京朝高がアベック優勝を遂げた。

 男子部門には7校が参加。2組に分かれた予選リーグをそれぞれ1位で勝ち上がった神戸朝高と東京朝高、そして昨年優勝したシードの大阪朝高の3校で決勝リーグが行われた。東京は身長の高さとテクニックで他を圧倒し、神戸を67−32のダブルスコアで、大阪を85−63の大差で破り、堂々の優勝を手にした。

 8校が参加した女子部門の決勝は、東京と神戸が対戦。厳しいチェックと執拗なディフェンス、センターの高さを生かしたスピーディーなオフェンスが売りの東京は神戸をまったく寄せつけず、90−43のダブルスコアで快勝した。

 東京女子はここ数年、朝高の大会では負けなしだ。また1月の都の新人戦でベスト16に入るなど、日本の大会でも着実にステップアップしている。白明珠主将は「まずは4月から行われる関東大会予選でのベスト8入りを目標に頑張りたい」と話していた。

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 成績は以下の通り。

高級部

男子−@東京 A大阪 B神戸
女子−@東京 A神戸 B大阪

中級部

男子−@東神戸     A東大阪 B東京第7
女子−@京都朝中  A西播    B東大阪