朝鮮学校を支援する新潟県民の会第4回総会
「朝鮮学校を支援する新潟県民の会」第4回総会が17日、新潟市内で開かれ、県・市議、日本の労働組合、婦人団体の代表、各界人士らからなる同会メンバーと広範な日本市民、総聯の活動家と同胞ら100余人が参加。県労組会議の道見忠弘委員長が、同会代表の多賀秀敏・早稲田大学教授に、新潟朝鮮初中級学校体育館改築のための募金800万円を手渡した。募金は、5月に開かれる第3回朝・日文化交流市民の集いで、学校側に伝えられる予定。
多賀代表が挨拶し、日弁連が日本政府に対して朝鮮学校差別を是正するよう求めた勧告を歓迎。同会が昨年から新潟朝鮮初中級学校体育館改築、校舎補修のための県、市の助成金を求める署名運動を繰り広げてきたことについて強調し、今後も活動を活発に繰り広げ、「朝鮮学校を支援する会全国連絡会」発足のために引き続き尽力していこうと呼びかけた。
総会では、新潟初中創立30周年に向けた募金、県内各自治体での処遇改善のための意見書採択、全国連絡会の発足と民族教育を考えるシンポジウムの開催など、98年度の活動方向と内容が明らかにされた。
新潟大学の渋谷武名誉教授が民族教育の重要性と日本での制度的差別について講演した。