南「政権」交代から1ヶ月/労働新聞が論評
労働新聞28日付は、南朝鮮の「政権」交代から1ヵ月が過ぎたことについて次のように指摘した。
南朝鮮の民心はこの1ヵ月で、失望と憂慮を示すほうに流れている。現執権層が当初は何かをするかのようだったが、目に見える結果がなかったからだ。
とくに失望させたのは南北関係と関連した動きだ。
自主、平和統一、民族大団結の祖国統一3大原則は、7・4共同声明を通じて北と南が合意し、履行を確約した民族共同の祖国統一原則だ。われわれは、南朝鮮が、同族と手を結んで国と民族の運命を共に切り開く方向に政策を転換するよう何度も強調してきた。
しかし、南朝鮮執権層は民族自主の原則から目を背けた。「安保」を口実に米軍は撤収できないと言い外勢依存政策も続けるとしている。民族大団結と平和統一の原則が眼中にないのも問題だ。「国家保安法」と「国家安全企画部」をなくさないと言い、戦争演習と武力増強に熱を上げたのを見ると、南北の政治軍事的対決を解消する意思がないとしか理解できない。
始まりの1ヵ月は民族に大きな憂慮と失望をもたらした。この状態のままで進むなら、事実上、南北関係の未来も楽観視できないというのが内外の観測だ。
南朝鮮執権層は、北と南が団結して自主的に民族の出口を切り開くことに対するわれわれの愛国的発議に慎重に対し、政策転換の意志を実践行動で見せなければならない。(朝鮮通信)