金日成主席誕生86周年を祝う/平壌で中央報告大会
4月15日の金日成主席誕生86周年に際し、平壌では記念中央報告大会など多彩な各種行事が行われた。金正日総書記は15日、朝鮮人民軍第313大連合部隊を訪問、22人の軍人を昇格させたほか、在日同胞の民族教育のために141回目の教育援助費と奨学金を送った。エリツィン大統領から祝電も寄せられ、4月の春親善芸術祭典のジョイント公演、第1回現代と民族文化問題に関する討論会なども行われた。(朝鮮通信)
夜会や公演など多彩な行事も
金日成主席誕生86周年記念中央報告大会が14日、平壌の4・25文化会館で行われ、李鐘玉、朴成哲、金炳植の各副主席をはじめ党と国家の幹部らが参加した。また在日本朝鮮人代表団(団長=許宗萬責任副議長)、各国の代表団、駐朝外交代表と外国の賓客らが参加した。
大会では、李鐘玉副主席が「偉大な金日成同志は不滅のチュチェの太陽である」と題して報告し、主席は革命思想と革命実践、革命業績によってチュチェの社会主義強国と自主の民族をうち建て、全同胞と人類の自主偉業の明るい未来を開いた民族の太陽、人類の太陽、万民の心の中に永世するチュチェの太陽であると強調した。
また、主席の逝去3周年に際し、チュチェ年号と太陽節を制定することで、朝鮮の歴史は、永遠に主席の歴史として流れるようになったと語り、金正日総書記の思想と指導を心から受け入れ、主席の生前の意思である祖国統一を1日も早く実現し、チュチェの革命偉業を完成させなければならないと言明した。
李副主席はさらに、南朝鮮の現当局者と政治家らは外部勢力依存と反北対決に執着してきた歴代支配層の轍を踏んではならず、共和国政党・団体連合会議の提案を誠実に受け入れ、自主的に民族の活路を開く対話と協議の道に進まなければならないと述べた。
各道(直轄市)、市、郡(区域)でも同日、記念報告大会および報告会が行われた。
これに先立ち13日、主席に敬意を表する朝鮮人民軍陸海空軍兵士の礼式が錦繍山記念宮殿広場で行われ、人民軍の趙明禄(総政治局長)、金永春(総参謀長)、金鎰普i人民武力部第1副部長)、朴基瑞の各次帥らが参加した。
また同日、平壌市学生の決意大会が同広場で行われ、李鐘玉副主席、崔泰福書記が参加し、金日成社会主義青年同盟の李日煥第1書記が報告、14日には朝鮮少年団全国連合団体大会が同広場で行われた。
万景台では14日、太陽節記念舞台「万民の太陽」が催され、党と政府の幹部、市内の勤労者と海外同胞代表団、滞在中の外国人士らが参加した。
15日には平壌市青年学生の夜会が金日成広場で行われたほか、平壌と地方の劇場、幼稚園などでも多彩な芸術公演が開かれた。
同日、金正日総書記が海外同胞のために催した宴会が平壌の万寿台芸術劇場で行われ、金容淳書記、許宗萬責任副議長らが演説した。
党と国家、軍隊の幹部ら錦繍山記念宮殿へ
太陽節に際し15日、各界各層の勤労者と人民軍兵士らが錦繍山記念宮殿を訪れ、金日成主席に敬意を表した。
李鐘玉、朴成哲、金炳植の各副主席をはじめ党と国家、軍隊の幹部らが参加。在日本朝鮮人代表団(団長=許宗萬責任副議長)、在日本朝鮮商工人代表団(団長=崔景植会長)など海外同胞らも参加した。
一方、14日には李鐘玉、朴成哲、金炳植の各副主席、趙明禄総政治局長ら党と国家、軍隊の幹部らが万景台を訪問し、記念樹植を行った。
ロシア大統領らが電文
太陽節に際し、カンボジアのノロドム・シアヌーク国王が7日、ロシアのエリツィン大統領が10日、それぞれ金正日総書記に電文を贈った。
シアヌーク国王は、主席と結んだ兄弟的親交がこんにち、総書記を通じて強化されていることを強調した。
エリツィン大統領は、共和国との関係発展は両国人民の利益と、朝鮮半島と東北アジアの平和と安定につながるとの確信を表明した。