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南朝鮮の労働者ら、整理解雇制抗議の集会やスト


 南朝鮮の2大労組、全国民主労働組合総連盟(民主労総)と「韓国労働組合総連盟」(「韓国労総」)の傘下労組が、整理解雇制や企業の「不当労働行為」に抗議する集会やストを相次いで行っている。

 民主労総傘下の全国民主タクシー労組連盟は4月23日、完全月給制導入などを求めるゼネストを行った。整理解雇制を適用して9000人を解雇する計画が発表された現代自動車では17日、全職員を対象に企業側が求めている「希望退職者申請」を労組側が全面拒否。労組と何の協議もないまま整理解雇を推進している会社代表を告発すると決定した。

 「韓国労総」傘下の全国鉄道労働組合も15日、労組員や家族2500人の参加の下、ソウルで決議大会を開き、企業側が強行した賃金の一律10%削減を即時撤回するよう訴えた。

 こうした中、李甲用・民主労総委員長は22日に会見し、「政府が雇用不安解消の対策を打ち出さない限り、労使政委員会には参加しない」と語った。

 李委員長はこの直前に金大中と面談し、近く発足する第2期労使政委への参加を求められたが拒否。整理解雇の中断、企業の不当労働行為の根絶、起亜自動車の第3者売却撤回の3つの条件がクリアできない場合、5月末と6月初旬にゼネストを強行すると強調した。(関連記事)