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民族教育フォーラム/東京中高建設委員会主催で


 「民族教育フォーラム・民族教育の今日と明日」が4月25日、東京・北区の東京朝鮮中高級学校で行われた。

 同校の新校舎建設委員会内に設けられた実行委員会が主催したもので、洪誠一実行委員長(=建設委員長)をはじめ父母や同校学区内の同胞、朝鮮学校教員ら120余人が参加した。

 同建設委は、同胞らに建設資金面での協力を呼びかける過程で、とくに若い世代から、民族教育の現状・将来に関する様々な意見を提起されたという。フォーラムは、それらを集約していく目的で企画された。

 建設委の朴忠佑幹事が司会を務め、同じくリ・ジョンジュン、鄭吉明の両幹事と埼玉初中オモニ会の金栄淑さん、未来企画のアン・イチュン代表理事の4人がパネラーとして出演。@21世紀にあるべき民族教育の理念 Aカリキュラムと教育内容 B生活指導や政治思想などの問題 C「チマチョゴリ事件」への対処や進路指導のあり方などの緊急な問題――の4つの議題が取り上げられた。

 討論では、パネラーと会場の参加者ら延べ30人以上が発言。「民族教育では、祖国や日本、外国を自由に行き来する時代が来ても、世界の流れに翻弄されず朝鮮人として運命を切り拓いて行ける民族自主意識を育ててほしい」「今ある在日同胞のコミュニティーを継承できる人材を、より多く育てることにもっと力を注いでほしい」など、活発に意見が交わされた。