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在日本朝鮮人総聯合会第18回全体大会で行った総聯中央委員会活動報告(要旨)

総聯中央  許宗萬責任副議長


 今日われわれは金正日総書記を高く戴き、総聯活動と在日同胞の生活で新たな発展の歴史的時期を切り開いていく大きな抱負と決意を胸に、総聯第18回全体大会を開くことになった。

 総聯活動家と在日同胞は今、過去3年間に金正日総書記の歴史的書簡が示した道に沿って、あらゆる試練を乗り越え力強く前進してきた勝利者の誇りと、共和国人民の最終勝利のための強行軍に歩調を合わせ、気勢高く繰り広げた「100日間運動」で大きな成果を達成した誇りにあふれている。

 金正日総書記は共和国創建50周年を迎える意義深い今年の元旦から、チュチェ偉業の新時代を輝かせるための歴史的進軍を陣頭で導き、すべての同胞を祖国統一のための民族大団結へと奮い立たせる貴重な日々にも、総聯第18回全体大会に深い関心を示し格別な配慮を与えてくれた。

 総書記は本大会宛に祝電を寄せ、総聯活動で達成した成果を高く評価し、愛国運動の画期的な転換と発展の前途を明確に示した。

 総聯第18回全体大会は金正日総書記推戴後に開かれる初めての大会であり、わが祖国、民族と共に総聯と在日同胞が輝かしい新世紀へと向かっている激動の時期に開かれた歴史的大会である。

 本大会では、総書記の歴史的書簡を全面的に貫徹し、金日成主席の不滅の革命業績を永遠に輝かせ、総聯愛国事業を新たな高い段階へと発展させるための意義深い道標を立てることになる。

 本大会では、第17回全体大会以後の活動を総括し、2001年までの3年間に総聯を、新しい世代をはじめ同胞の中にさらに深く、さらに幅広く根付いた大衆的愛国組織に強化発展させ、民族的愛国運動で大きな飛躍をもたらし、高揚を起こすための活動方針と課題を討議決定することになる。

 われわれは本大会を通じ、在日同胞を愛国愛族の旗じるしのもとに幅広く団結させ、新しい世代が、総聯が築き上げた愛国の業績と伝統を継承し、新たな創造的成果でさらに輝かしていくことで、総聯活動の新たな段階を切り開く決定的契機を作るであろう。

 

1 愛国心で築き上げた高貴な成果

 

(1) 厳しい試練を乗り越えてきた3年

 総聯第17回全体大会以後、今日に至る3年間は総聯の結成以来、最も深刻な試練を乗り越えてきた激しいたたかいの時期だった。

 総括期間、共和国は帝国主義連合勢力の極限に達した孤立・封鎖・新戦争挑発策動と、数年間相次いだ自然災害によって言葉では表現しがたい厳しい試練を乗り越えなければならなかった。

 内外反動はこの機会に同胞の愛国信念を揺るがそうと、日ごと時間ごとに反共和国、反総聯謀略宣伝を悪らつに繰り広げ、同胞を共和国と総聯から引き離し、総聯の愛国隊伍を瓦解させようと、あらゆる謀略策動を行った。

 一方、これまでになく深刻化した日本の不況と金融不安は、同胞の生活と企業活動に大きな障害をもたらした。

 このように厳しかった時期、総聯と在日同胞を屈することのない前進と勝利の道へと力強く導いてくれたのは、総書記の歴史的書簡であり賢明な指導と温かい配慮だった。

 総書記は「苦難の行軍」を陣頭で導き、単身で社会主義祖国を守護する不眠不休の労苦の中でも、総聯と在日同胞の活動と生活を奥底まで推し量り、繰り返し綱領的な教えを述べ、われわれの一歩一歩を輝く英知と限りない恩情で導いてくれた。

 われわれは総書記の歴史的書簡を偉大な愛国綱領として、必勝の旗じるしとして高く掲げ、総書記さえいれば必ず勝利するという信念と一心団結した力で、度重なる難関と隘路を主動的に切り開き、力強くたたかい前進してきた。

 総聯は内外反動の策動が激しさを増せば増すほど、不敗の力が同胞の中にあるということを確信し、すべての活動家が同胞の中に入り暮らし働くことを根本要求として、同胞社会で民族性を守り同胞の権益のために服務することを中心課題として提起し、大衆運動を大きく高揚させてきた。

 活動家と同胞は高い愛国的熱意と団結した力で、反民族的な「参政権運動」を粉砕するたたかいを力強く繰り広げる一方で、社会主義祖国に対する支援と国の統一のための活動に力強く立ち上がり、総聯組織をしっかりと守り抜いた。

 過去の3年間は、総書記の偉大な指導と細かい配慮が絶え間なく刻まれた特記すべき歴史的期間であり、綱領的な書簡の正当性と生活力が大きく誇示され、愛国心で総聯活動発展の土台を築いてきた貴重な創造の日々だった。

 

(2) 歴史的な書簡貫徹で達成した成果

 総括期間、われわれが築いた最も貴重な成果は、愛国運動の根本である愛国の信念をさらに強く堅持したことだ。

 総聯活動家と在日同胞は、すべての同胞とともに金日成主席を失った悲しみを辛うじてこらえ、喪に服した3年間を最も崇高な道徳義理で過ごした後に喪明けを迎え、熱い願いと変わることのない忠誠を込めて金正日総書記を推戴した。

 この歴史的な日々に、活動家と同胞らの心の支柱としてさらに強く築かれたのは、金正日総書記は今日の金日成主席であるという心であり、総書記だけを信じて従えば祖国を守り、国の富強発展と民族統一を実現でき、在日朝鮮人運動の前途も開かれるという信念だ。

 総書記を慕うわれわれ活動家と同胞の思いは、朝鮮労働党総書記に推戴された時、在日同胞中央大祝典をはじめ日本各地で約六百回にわたり、この民族的慶事を全同胞的に慶祝した過程で余すことなく示された。

 まさに、主席をチュチェの永遠の太陽として高く仰ぎ、順境にあっても逆境においても総書記だけを信じて支持するわれわれの忠孝心は、今日の難局を打開し希望にあふれる明日を開拓していくための、最も貴重な思想的土台となる。

 われわれは次に、総括期間に在日同胞社会で民族性をしっかり守り、同胞の生活と権利を擁護する活動で新たな成果と経験を築いた。

 総聯はこの間、民族性固守問題を同胞社会の存亡にかかわる重大な問題として提起し、青年学校、成人学校、文化教室と文化体育サークルなどの各種教育網を通じて、新しい世代に朝鮮の言葉と文字を教え、民族の心を育み、同胞の間で民族性を養う活動を力強く展開した。

 地域と学校、階層別団体では民族文化運動を活発に繰り広げ、各種文化スポーツイベントだけでもおよそ7500余回行い、延べ150万人の同胞を網羅し、民族愛、祖国愛を与え同胞団結の絆を広げた。

 総聯は同胞の民族性を守り民族の代を継いでいくために、民族教育活動に大きな力を注いだ。

 われわれは在日同胞子女の中等教育実施50周年と朝鮮大学校創立40周年を契機に、半世紀にわたり民族教育活動で築き上げた輝かしい業績と伝統、民族教育の素晴らしさを大きく誇示し、民族教育運動を全同胞的に一層発展させた。

 とくに新しい世代の同胞が、愛国1世の代を継いで民族教育を固守し発展させる主人公として立ち上がった。

 その愛国至誠がどれほど熱いかということは、いつになく厳しかった経済状況の中でも計100億円を越える莫大な予算で推進された、各学校の校舎新築・補修事業がよく示している。

 こうして阪神・淡路大震災によって全壊した東神戸朝鮮初中級学校と伊丹朝鮮初級学校が原状よりさらに大きく立派に新築されたのをはじめ、多くの新校舎と体育館、幼稚班園舎が立派に竣工し、続いて東京朝鮮中高級学校や多くの学校で校舎新・改築事業が力強く推し進められている。

 また変化する現実に合わせて課程案と教科書を改編し、質的水準をはるかに向上させた民族教育の新たな成果は、生徒らが日本の弁論大会や各種コンテスト、サッカー、ボクシング、重量挙げなどのスポーツ大会で優秀な成績を上げ、朝鮮青少年の栄誉を轟かせた立派な姿でも誇らしく示された。

 それだけでなく、去る2月に日本弁護士連合会が日本当局に対し、朝鮮学校に対する差別施策を是正するよう求めて勧告した事実は民族教育の正当性を確証することになる。

 われわれは同胞の権利擁護と生活上の問題解決にも大きな力を注いだ。

 このため新たに常設的な法律生活相談所を東京に開設したのをはじめ、同胞生活相談体系をよりしっかりと整え、同胞の生活上の悩みを温かい民族愛と奉仕精神で解決した。

 商工会と朝銀をはじめ経済団体では、厳しい経済情勢の中で同胞商工人の税金問題と大小様々な経営上の問題を解決するために誠心誠意を込めて手伝った。

 総括期間にわれわれが達成した成果は次に、在日朝鮮人運動を新たな高い段階へと発展させるための組織的土台をしっかりと築いたことだ。

 総聯17全大会以後、われわれは総聯を総書記が求める大衆的組織に築くために、支部を強化することに一貫して大きな力を入れた。

 われわれは主席の遺訓と、支部を強化することに関する総書記の教えを高く掲げ、総聯中央と本部、団体、事業体の多くの活動家を総聯支部に配置することで支部活動家隊列をかつてなく強化した。

 またすべての機関、すべての活動家が同胞の中に入る活動体系を整え、全組織の力量と活動を支部に集中させた。この活動は「同胞訪問、奉仕、団結 3ヵ月運動」と「100日間運動」を通じてこれまでになく深まった。

 こうして専従活動家が分会委員、熱誠同胞と一つになって分会を強化し、ハントンネ・ハンマウル運動など、支部を拠点に愛国運動を創造的に繰り広げる新たな経験が数多く生まれた。

 支部とともに新しい世代の団体が強化、発展し、その役割が大きく向上したのも、今後、総聯愛国活動を新たに高揚させるための重要な保証となる。

 青商会の結成とその強化は、30代の青年を組織化し、民族的愛国運動を立派に継承させていくうえで特別に重要な意義を持つ活動だった。

 青商会は結成されてからわずか3年の間に、31の地方組織と57の地域組織を結成し、現在も引き続き会員を増やしいる。

 青商会が地域や全国的規模で、若い世代の志向と特性に合った斬新で多彩な運動を繰り広げ、同胞に支持され愛されているのは、民族的愛国運動を世代を継いで継承、発展させていくうえでとても貴重な成果となる。

 朝青は「4万人同胞青年訪問談話運動」を力強く展開し、広範な同胞青年を結束させるうえで新たな前進をもたらし、「2月16日青年学習班」を拡大し、在日朝鮮人運動を担う人材として頼もしく準備している。

 留学同も新たに地方本部を結成し、多くの日本の大学に支部組織を拡大することで、同盟員を増やし特色ある活動で運動の幅を広げている。

 総括期間に結成50周年を迎えた商工連合会と女性同盟は、同胞商工人・女性との活動をさらに深く幅広く行い、組織をより強く築き、共和国と同胞社会のために大きく寄与した。

 支部が愛国運動の地域的拠点としての役割を高め、若い世代が主人公として積極的に登場し、彼らが企画者になり推進者になって愛国運動を活性化したこと――これが、総聯を大衆的愛国組織として強化発展させるうえで創造された新たな流れであり、こんにちの総聯組織発展の基本的なすう勢である。

 総括期間の成果はさらに、祖国と民族のための愛国活動を広範な同胞を網羅した大衆運動へと拡大したことだ。

 祖国人民が深刻な自然災害を受けたこの期間に、総聯本部と支部、分会、団体、事業体、そして同胞の家庭でも愛国至誠を尽くし、社会主義祖国を支援する活動を大衆的運動として力強く展開した。

 総聯は全組織、全同胞が立ち上がった「愛国支援米運動」で多くの支援物資を送り、農業の発展に寄与する複合微生物肥料工場を数多く建設しただけでなく、祖国の科学技術発展にも積極的に寄与した。

 総聯は情勢の要求に即して、総書記の祖国統一方針を広く宣伝し、南朝鮮人民のたたかいを支持し、日本を往来する南朝鮮の同胞を温かく迎え祖国統一の促進に寄与した。

 さらに総聯は、日本人民の間で総書記の偉大性に対する宣伝活動を力強く繰り広げる一方で、朝・日関係正常化の早急な実現と、在朝日本人女性の故郷訪問など懸案の問題を解決することでも重要な役割を果たした。

 まさに総括期間に達成した成果によって、総書記の歴史的書簡を貫徹する道で在日朝鮮人運動の新たな高い段階への発展を頼もしく保証する組織思想的土台を築き、大衆運動の高揚のための確固たる土台を築いたことになる。

 われわれが総括期間、過去に例のない厳しく複雑な環境の中でもこのように貴重な成果を達成できたのは、ひとえに金正日総書記の賢明な指導と恩情深い配慮があったからだ。

 これらの成果の一つ一つには、主席の大きな恩恵を永遠に忘れず、総書記だけを信じて慕うわれわれ活動家と同胞の崇高な信念と良心が脈々と流れている。

 わたしは、隘路と難関を乗り越えて、高貴な愛国運動の成果を達成し、本大会を勝利者の大会、団結の大会として誇り高く迎えた支部と分会の活動家と熱誠者、顧問と若い世代、愛国的商工人と女性をはじめ、すべての総聯活動家と同胞に温かい感謝を送る。

 

2 民族的愛国運動の新たな発展のために

 

 われわれは金正日総書記の歴史的書簡と本大会に寄せた祝電を高く掲げ、新たな抱負と確信に溢れ、新たな世紀に向け、民族的愛国運動において画期的な発展を成し遂げるだろう。

 祖国の人民たちは今、総書記の遠大な構想と賢明な指導のもと、わが国を政治思想と軍事のみならず、経済においても威力ある社会主義強国に変えるための総進軍を繰り広げている。

 全同胞は、祖国が統一され、新たな民族復興が成し遂げられる希望に満ちた明日を確信しながら、統一偉業に全民族的に立ち上がっており、国際環境においても、朝米、朝・日関係の改善のための新たな局面が開かれようとしている。

 しかし、内外の反動勢力は、時代の流れと在日同胞の愛国的志向に挑戦しながら反共和国、反総聯策動を行っており、日本の深刻な経済的混乱は同胞たちに大きな影響を及ぼしている。

 一方、同胞社会では世代が交替し、すでに3世以下の新世代が同胞構成において過半数を占めており、愛国愛族の代を継ぐ問題が引き続き重大かつ切迫した課題として提起されている。

 われわれはこの3年間に、総書記の歴史的書簡を全面的に具現し、愛国愛族の旗印のもとに総聯組織を一層強化し、各界各層の幅広い同胞たちを結集させ、愛国事業で新たな転換をもたらすことによって、在日朝鮮人運動の画期的発展のための保証をしっかりと整えなくてはならない。

 歴史的転換の時期、総聯活動で重要な問題は、過去半世紀の間、主席の指導に従い、愛国1世が在日朝鮮人運動で築いた愛国愛族の伝統をしっかりと受け継ぎ発展させることだ。

 1、2世の同胞たちは、後代に愛国的精神遺産を引き渡し、新しい世代は旧世代の立派な愛国精神を見習うことで、世代から世代へと引き続き愛国愛族の伝統を固守し、民族的愛国運動の新たな段階を開かなくてはならない。

 

(1) 民族の尊厳を守り生活と権利の擁護のために

 総聯は、在日同胞の権益擁護のための活動を民族的愛国運動の基本使命の一つとし、同胞たちの民族的尊厳を守り、生活と権利を擁護することに、一層忠実に服務するだろう。

 

民族性が受け継がれ同胞愛で結ばれた在日同胞社会を

 在日同胞は、民族性が受け継がれ、団結した同胞社会に依拠してこそ、異国の地で民族の尊厳と権利を保持し、真の人間としての生活を享受できる。

 8・15祖国解放の日から開拓してきた在日朝鮮人運動も、総聯の結成と43年間の道程も、民族性を取り戻し、守ってきたたたかいの過程だったが、在日同胞社会で民族性を守る問題がこんにちのように重要な問題として提起されたことはかつてなかった。

 日本当局は敗戦から50余年が過ぎた今も、在日同胞に対する民族的差別と同化政策を依然として続けている。

 南朝鮮の為政者たちとそれに盲従する一部の人々の在日同胞に対する棄民政策と民族分裂策動も、近年一層憂慮すべき段階に達している。

 こうした歴史的過程と社会環境の中で世代が交替してきた同胞社会では、民族性が稀薄になり、帰化や国際結婚をし、子供たちに日本の教育を受けさせ、日本に同化していく悲しい現象が増えている。

 在日同胞社会は今、民族性の固守か喪失かという岐路に立っていると言える。

 最近、学者、文化人、宗教人など、各界各層の同胞人士が思想、信条と団体所属を超えて一堂に介し民族性が失われている現実を憂慮し全在日同胞に民族性を守るための社会的運動を繰り広げていこうと提起した。

 われわれは、これを民族的良心にあふれた良い提案だと思っている。

 今こそ、在日同胞は総聯に所属していても民団に所属していても、組織の中にいても外にいても、民族性固守の一点で一つになり、民族性が受け継がれ団結した在日同胞社会を作っていくための全同胞的な運動に立ち上がらなくてはならない。

 とくに、各界各層の同胞たちが肩寄せ暮らす地域同胞社会を同胞愛で結ばれた仲睦まじいハントンネ・ハンマウルに築いてこそ、在日同胞社会を深く幅広い土台のうえで発展させることができる。

 われわれは何よりも新しい世代を主役にして、民族を愛し、民族的素養を養うための民族性啓蒙活動と民族文化生活運動を大々的に展開しなくてはならない。

 同胞の家庭と地域では、朝鮮民族の言葉と文字、歴史と文化、美風良俗を学び、いつでも朝鮮名を使い、朝鮮の歌とチャンダン(リズム)、踊り、民俗遊戯を普及させる運動を大々的に繰り広げなくてはならない。

 われわれは、総聯のすべての組織と学校、各種の様々な同胞の集まりがすべて民族愛と祖国愛、民族文化情緒に溢れ、朝鮮民族固有の気質である生活のロマンと団結の雰囲気で賑わうようにするだろう。

 各地域では文化教室、同胞文化センター、文化・芸術・スポーツのクラブなどをより多く作り、総聯だけでなく民団をはじめとした各界各層同胞を民族文化生活運動に幅広く網羅するだろう。

 とくに、新世代の青年たちが主役となって斬新な着想で企画する民族文化運動を、多彩で幅広く繰り広げなくてはならない。

 金剛山歌劇団と総聯地方歌舞団、文芸同や体育協会をはじめ総聯の作家、芸術人とスポーツ人は、民族文化運動の担い手としての役割を一層高めなくてはならない。

 われわれは朝鮮新報、「イオ」をはじめとしたすべての新聞、雑誌の編集内容をより同胞生活に密着させ、広く普及し、地域別の同胞生活ニュースをもっと紹介し、現代的な情報通信手段も積極的に活用することで、情報化社会に暮らす同胞たちのためにより立派に服務していくだろう。

 われわれは、在日同胞に対する同化、帰化強要策動に反対し、これを排撃しなくてはならない。

 かつて日本国籍を取得した同胞たちの間で、民族的に覚醒し、朝鮮国籍を取り戻そうという傾向が最近、増えてきている。

 民族の尊厳を捨て他国に従属する道である帰化をしてはならないという世論を、同胞社会でもっと大きく起こすだろう。

 現在、同胞社会で許しがたい害毒を撒き散らしているのは、民団中央が繰り広げている「参政権獲得運動」だ。

 民団中央の幹部たちが「在日同胞は同化する運命にある」と言いながら、在日同胞は日本の「少数民族」であり「日本の模範的な市民」として生きるべきだと公言している事実が露呈したように、日本帝国主義時代の「皇民化運動」を彷彿とさせる「参政権運動」の本質は、いかなる奇弁によっても隠すことができない。

 「参政権運動」の反民族的本質は、総聯が力強く繰り広げてきたたたかいによって白日のもとにさらされ、内外から非難されている。

 すでに民団の不当な要請に従い「参政権決議」を誤って採択してしまった日本の地方自治体議会の中で、「決議」を白紙化し、総聯の正当な見解を支持する数が増えている。

 われわれは、民族的自主性を踏みにじり、同胞社会を同化と分裂へと追いやる「参政権運動」を破綻させなくてはならない。

 われわれはまた、同胞の間における国際結婚の増加傾向に歯止めをかけ、同胞結婚を成就させる活動に全同胞社会を挙げての関心と力を傾けなくてはならない。総聯がすでにネットワークを築いた同胞結婚相談中央センターと結婚相談所は、総聯だけでなく民団、未組織同胞たちも含んだ同胞結婚を、毎年数百組以上成就させてきた。

 われわれは、同胞結婚問題を同胞家庭と同胞社会の重大事とみなし、総聯の全組織、中央と地域の同胞結婚システムを最大限活用し、同胞青年たちの結婚をより多く成就させるようにすべきだ。

 われわれは、民族教育事業の新たな発展のための運動を全組織的に、全同胞的に力強く繰り広げるだろう。

 民族教育事業は、同胞たちの間で民族性を守り、民族的愛国運動の代を継いでいく重要な事業であり、子供たちの将来の幸福を願う同胞たちの切実な願いを実現するための事業だ。

 われわれは、民族教育において主体性を重視し、変化した現実に即して各級学校教育の内容と方法を絶えず改善していくだろう。

 とくに民族教育の最高学府である朝鮮大学校を、民族幹部をより立派に養成し、高等教育と専門教育に対する同胞たちと青少年の希望と要求により十分に応えうる大学として発展させるだろう。

 このため、弁護士、司法書士などの法律家と情報処理をはじめ各分野の専門家を育てる学科を新設し、師範教育学部の師範科を四年制と三年制に改編し、教員養成のレベルを向上させ、スポーツ専門家を育成する教育課程と大学研究院制度も整備拡充するだろう。

 われわれはまた、同胞の子供たちを朝鮮学校と幼稚園に受け入れる事業を力強く推進する一方で、民族学級、午後・夜間学校、土曜児童教室などの非正規教育網も拡大し、日本の学校に通う青少年の民族精神を育み、民族の息子、娘として育てるだろう。

 これとともに、同胞たちの熱意と真心によって学校の財政物質的土台をしっかりと築き、今後三年間、大衆的な教育権拡大運動を一層力強く展開し、当面して日本の国立大学受験資格と、私立学校並みの教育助成金の獲得を必ず実現させるだろう。

 

同胞の生活向上と権利の拡大を

 われわれは、同胞たちの生活向上と権利拡大のための活動を力強く進めていくだろう。

 こんにち最も切実な問題は、これまでになく複雑で厳しい日本の経済環境の中で同胞たちの経済生活上の権益を守ることだ。

 われわれは、同胞商企業と密着した業界の動向と経済金融情勢に対する情報を提供する同胞経済情報センターを新たに設け、全機関的な経営活動協力システムを打ち立て、同胞企業を維持し、発展させるためにより大きな助力を与えられるよう尽力するだろう。商工会は同胞飲食業者協議会の経験を生かし、各種業種別協議会と経営講座、経営セミナー、講演会などを活発に開くとともに、朝鮮商工新聞の一層の経済専門紙化を図るべきだ。

 また経理室を整備、強化し、商工人たちに誠意を尽くして経理面での協力と経営診断を行い、日本の税務徴収システムのコンピューター化に対応し、同胞商工人の税金問題を公正に解決するようにすべきだ。

 日本の金融環境の大きな混乱期に、同胞たちを本当に助けられるのは、1世たちが血と汗で築き、同胞たちが互いに助け合いながら発展させてきた民族金融機関、朝銀しかない。

 われわれは、すべての組織と同胞たちの力と知恵を合わせて、各種の預金運動を力強く繰り広げ、朝銀を助け、守り、一層発展させるために大きな力を傾けるだろう。とくに朝銀信用組合は日本の金融政策が転換し、金融環境が一層厳しくなる状況に即して朝銀の経営基盤をしっかりと構築し、新たな発展の前途を確固と切り開かなくてはならない。

 こんにち、同胞職業構成において給与所得で生活する人の比率が30%を超えただけでなく、日本で雇用不安が起きている現実は、彼らの生活の安定と向上のための活動を充実させることを求めている。

 総聯は、給与所得同胞のための活動態勢を整え、彼らの生活と権益を擁護し、職業選択と就労における民族的差別に反対し、朝鮮学校卒業生をはじめ同胞たちの就業問題と人材確保を希望する同胞企業の要求を解決する職業情報の提供、斡旋事業を推進するだろう。

 権益擁護活動で重要なのは次に、在日同胞を民族的に差別し、権利を制限、侵害する日本当局の制度的、行政的措置を是正させることだ。

 われわれが求める権利は、独立国家の海外公民として国際法上公認されており、日本帝国主義侵略の直接的被害者とその子孫である在日同胞に、日本当局が当然責任を持ち保障すべき諸般の民主主義的民族権利である。

 われわれは、日本当局に対して在日同胞が当然のように享受し、行使すべきであるにもかかわらず、いまだに未解決のまま残っている諸権利を保障する制度的、行政的措置を取るよう強く求めていくだろう。

 在日同胞に南朝鮮「国籍法」を適用しようとする日本当局の不当な行為をはじめとする人権侵害と民族的差別行為については一件一件、断固として糾弾、粉砕していくだろう。

 総聯は、冠婚葬祭をはじめ同胞たちの生活上で提起される問題を誠心誠意解決するために一層大きな力を注ぐだろう。

 とくに愛国事業の功労者である一世をはじめとした同胞年長者を尊敬し、手厚くもてなすことを民族的美徳、道徳的義理とみなし、同胞高齢者の健康と病気治療に気遣い生活上の不便さを減らすための奉仕活動を一層強化するだろう。

 総聯は、同胞高齢者のための各種施設を運営し、今後実施される介護保健法をはじめとした日本の高齢者保健福祉制度の差別なき適用と活用のため、積極的に活動するだろう。

 われわれは、同胞障害者に対しても深い関心を寄せ、障害者とその家族の生活上の便宜を図るために尽力するだろう。

 在日朝鮮人人権協会と同胞法律・生活センターは、その役割と活動範囲をもっと広げるべきである。

 中央と地方の生活相談所と同胞たちを結ぶ生活相談ホットラインを新たに設置し、同胞たちが法律上、生活上提起される相談をより簡単に早く行えるようにしなくてはならない。

 金剛保険は、同胞たちの生命と財産を守り、互いに助け合うという基本使命をより立派に果たさなくてはならない。

 

(2) 祖国の統一と隆盛繁栄のために

 こんにちの情勢と新世紀の展望は、在日同胞に祖国統一の決定的な局面をもたらすための全民族的なたたかいに積極的に立ち上がり、社会主義祖国の隆盛繁栄と国際的地位向上のための活動に能動的に寄与することを、時代的課題として求めている。

 

祖国統一の歴史的偉業実現へ

 こんにち、祖国統一のための朝鮮民族のたたかいは、新たな歴史的段階に入っている。

 総書記は昨年、労作「偉大な領袖金日成同志の祖国統一遺訓を徹底的に貫徹しよう」を発表したのに続き、今年の4月18日には歴史的書簡「全民族が大団結し、祖国の自主的平和統一を達成しよう」を発表し、新たな段階に入った民族統一運動の綱領的指針である民族大団結5大方針を新たに示した。

 総書記が明らかにしたように、こんにち、朝鮮民族が民族自主の原則から愛国愛族の理念に基づいて大団結を成し遂げ、祖国統一を促進するうえで、最も切迫した要求は、南北関係を改善することにある。そのためには、南朝鮮当局者たちが外勢依存と反北対決政策を捨て、民族自主の立場から連北和解へと政策を転換しなくてはならない。

 総聯は何よりも、全活動家と同胞たちの間に、総書記の愛国、愛族、愛民で一貫した民族大団結思想と祖国統一方針を深く解説、宣伝し、広範な在日同胞が統一に対する確信を抱いて統一運動の主役として立ち上がるようにするだろう。また、南朝鮮人民と青年学生たちの自主、民主、祖国統一のための正義の愛国愛族的な運動を全面的に支持し、声援を送るだろう。

 総聯は、思想と政見、信仰、団体所属の違いを問わず、祖国の自主的平和統一のために寄与しようとする人とはともに手をつなぎ、民族的団結を成し遂げていくだろう。

 われわれは、本大会の名において、民団同胞と中立系同胞、そして学者、文化人、芸術人、宗教人をはじめすべての同胞が民族自主の旗じるしのもと、祖国統一のために固く団結することを熱烈に呼びかける。

 われわれは、500万海外同胞との活動の幅を広げ、民族的な連帯をより強くし、全民族的統一運動に合流するよう積極的に尽力するだろう。

 

社会主義祖国の富強発展に寄与

 われわれは、愛国心とは祖国をつねに考え、祖国の富強繁栄に寄与することで発揮されるべきだと深く認識し、「みながわが国、わが祖国を富強に建設し、輝かせることに特色ある寄与をしよう!」というスローガンのもと、祖国を支援する活動を全同胞的運動として一層力強く繰り広げなくてはならない。

 われわれは、複合微生物肥料の生産と導入をはじめ、祖国の農業生産分野の支援に引き続き力を向け、祖国の社会主義建設に物質、技術的に貢献する活動を一層活発に繰り広げるだろう。

 同胞科学者、技術者、医療人は、祖国との共同研究と技術交流を強化することで、祖国の科学技術発展に効果的に寄与するだろう。

 総聯はこれまで行ってきた祖国との合弁、合作、加工貿易事業をしっかりと固めながら、祖国の経済建設と人民生活向上に意義のある新たな合弁、加工貿易分野を積極的に開拓し、羅津―先鋒自由経済貿易地帯と新設される元山、南浦保税加工地域に対する同胞商工人の投資事業を積極的に推進するだろう。

 総聯の貿易商社は、経済貿易環境の変化に主導的に対処し、貿易の多様化、多角化を図り、祖国の社会主義建設に寄与しなくてはならない。

 

日本人民をはじめ世界人民と国際的連帯

 われわれは、現情勢と新たな時代の要求に即して対外活動を一層力強く繰り広げていくだろう。

 われわれは、在日朝鮮人運動の全道程で主席の偉大性と不滅の業績を世界的範囲で大々的に宣伝してきたように、総書記の偉大性をあらゆる形式と方法で日本をはじめとする国際社会に広く解説、宣伝し、総書記に対する一層の尊敬が集まるようにしなくてはならない。また、広範な日本人民の間で、チュチェ思想の真理性と生活力、朝鮮式社会主義の真の優越性を知らせ、祖国統一をはじめとした朝鮮人民の偉業に対する支持者、同調者を増やしていくだろう。

 われわれは、広範な日本人民の間で、今世紀に起きた不幸な歴史は今世紀中に清算して善隣友好の新時代を開いていくべきだという世論を高め、朝・日国交正常化の早期実現を求める多様な運動が力強く展開されるようにするだろう。

 われわれは、日本の変化した対外環境に合わせて、政界と経済界、言論界、社会界の幅広い人士らとの親善関係を深めるのにより多くの力を入れ、彼らの間でわれわれに対する正しい理解と支持、親善の情がより深まるようにするだろう。

 今後、各地域や階層別団体における対外活動を強化し、教育、文化、スポーツをはじめ様々な対外交流と友好親善運動を一層大々的に繰り広げるだろう。

 

3 総聯を真の同胞大衆組織に

 総聯を、総書記を高く戴いて前進するチュチェの愛国組織に一層しっかり固めてこそ、在日朝鮮人運動において主体性と民族性を固守し、同胞たちを愛国愛族の道へと導くことができる。

 現実発展のすう勢と新世代をはじめとした同胞たちの要求に即して愛国事業を大きく前進させるためには、総聯を真の同胞大衆組織に一層強化しなくてはならない。

 総聯を真の同胞組織に一層強化発展させるためには、同胞たちと直接活動する単位に活動家の力量を集中させ、広範な同胞たちの間に深く根差した基層組織重視型に転換しなくてはならず、同胞たちの経済的実利を図り、同胞たちにより立派に奉仕する、力ある組織にしなくてはならない。

 

(1) 総聯を永遠にチュチェの愛国組織に

 主席の遺訓を守り、総聯を、総書記の思想と指導を具現していく主体的な愛国組織に強化、発展させることは、こんにち、総聯活動家と同胞たちの一致した志向である。総聯の愛国運動史は、偉大な指導者を高く戴き、その指導に従うのが、在日同胞の運命を左右する根本問題だということをはっきりと示している。

 祖国から遠く離れた異国の地に暮らしても、半世紀の間、主席を変わりなく戴いてきた愛国の信念、こんにちは3世と4世、5世までも総書記を父なる領袖として敬慕する熱い忠誠の情、これが、在日同胞が代を継いで胸に刻んできたもっとも貴重な精神的支柱であり、われわれの輝かしい愛国伝統である。

 総聯を永遠にチュチェの愛国組織に強化、発展させるためには、総聯のすべての活動において、総書記の思想と指導を全面的に具現しなければならない。

 われわれは同胞たちの間で、総書記の偉大性を見習い、総書記を心の支え、運命として信じ、従うよう導く宣伝教育活動を幅広く繰り広げていくだろう。

 とくに新しい世代の間で自己の領袖、祖国に対する信念と総聯愛国偉業の正当性に対する確信、愛国伝統の継承者、新たな歴史の創造者としての使命感と抱負を抱かせる活動を多彩かつ斬新に繰り広げ、この活動で決定的な転換をもたらすだろう。

 総聯をチュチェの愛国組織に強化、発展させるためには、総聯の幹部隊列をしっかりと整え、活動家の間で総書記の思想と指導を具現する体系を確固として打ち立てなくてはならない。

 われわれは、新しい世代の活動家たちに大胆に仕事を任せ、愛国運動の指揮メンバーとして体系的に育成し、新しい世代の同胞たちを、在日朝鮮人運動の将来を担う新進愛国力量として準備させる活動を力強く推し進めるだろう。

 

(2) 支部を中心にした活力ある同胞組織に

 総聯を、広範な同胞大衆を網羅した大衆的な愛国組織に強化、発展させるためには、支部の強化を中心に据えて総聯の全般的な組織体系と活動体系をしっかりと打ち立てなくてはならない。われわれは、支部を同胞生活と愛国事業の基本単位としてしっかりと整え、その役割を決定的に高めることに引き続き力を入れるだろう。

 今後3年間、計画的に若く能力のある活動家を支部に配置し、支部の活動家を、高い政治実務的資質を備えた同胞奉仕者に、魅力的な宣伝員に、有能な相談員に準備させるための活動に、優先的に力を向けるだろう。

 また支部が管下の地域商工会と朝青、女性同盟、青商会、また学校をはじめとしたすべての力量を統一的な計画のもとで動かすことで、愛国活動の総合的拠点となるようにするだろう。

 支部を強化し、総聯を活力ある大衆組織に作るためには、同胞たちの基層生活単位である分会が活性化しなくてはならない。

 支部では、同胞たちの中で暮らしながら愛国の道に寄与している分会長と分会委員をはじめとした分会熱誠者たちをつねに総聯活動の主人公に押し立て、彼らに依拠して活動しなくてはならない。

 われわれは、活動意欲が旺盛な若い熱意のある同胞たちで分会委員会をしっかりと築き、一世同胞らの意見を尊重し、新世代の志向と創意を上手く反映させ、分会をはつらつとした同胞生活の場に作っていくだろう。

 商工会と女性同盟をはじめとしたすべての大衆団体は、階層別の特性に合わせて自らの役割を一層高め、支部単位組織の強化、活性化に力を入れ、組織の大衆的地盤を拡大するだろう。

 とくに朝青、青商会、留学同の新世代団体は、支部と地域、班組織をしっかりと築き、隊列の幅を広げるうえで目に見える前進をもたらし、新世代同胞が愛国事業の主人としての役割を高めるようにすべきだろう。

 すべての機関と活動家が同胞たちの中に入る活動体系を完成させ、完全に制度化、生活化、習性化しなくてはらなない。

 こうして総聯同胞はもちろん、民団、未組織、帰化同胞たちも男女老若を問わず固く結束させ、すべての在日同胞を愛国愛族の道へとしっかりと導かなくてはならない。

 同胞たちが政治的、文化的にはもちろん、経済的にも総聯組織に依拠して生活するようになるとき、総聯は同胞たちと苦楽を共にする真の同胞組織になれる。

 われわれは、総聯を同胞たちの経済生活と権益を守り、企業活動を積極的に助ける、魅力ある力強い組織にするために、経済部署と経済団体を決定的に強化し、その役割を高めるための新たな対策を立てるだろう。総聯は、愛国事業の資金問題を円満に解決するために、商工人、とくに新世代同胞たちの愛国心を呼び起こし、全組織、全活動家が財政問題解決に取り組むようにするだろう。

 総聯は、日ごとに激しさを増す内外反動の総聯組織破壊策動を同胞たちの団結した力で粉砕し、総聯組織をしっかりと守っていくだろう。

 今年、われわれは共和国創建50周年を意義深く迎える。全総聯活動家と在日同胞は、主席が生涯をかけて建設し、総書記が富強、発展へと導くチュチェ祖国の歴史的な国慶節を高い愛国的熱意と誇らしい活動成果で迎えるための全同胞的大衆運動を、力強く繰り広げなくてはならない。

 われわれは、愛国運動をより気勢高く発展させ、すべての組織、すべての分野で新たな革新的成果を積み上げ、来年秋に分会熱誠者大会を開くだろう。

 総聯組織の強化と愛国運動の新たな高揚のためには、総聯のすべての活動家が仕事ぶりにおいて決定的な転換をもたらさなくてはならない。活動家たちは、愛国事業で行き詰まった問題を解決する方途を自らが探し出し、受け持った単位の責任は全面的に自分自身が持つという自力更生の気風を確立し、具体的な活動実績で、総書記の政治的信任と同胞たちの期待に応えなくてはならない。

 本大会決定が実践された時、在日同胞は高い民族的な誇りと自負心を抱いて一層固く結束し、民族的愛国運動に立ち上がり、総聯は新時代の要求と変化した現実に即して組織イメージと活動スタイルを一新させ、在日朝鮮人運動を新たな高い段階へと発展させていくだろう。

 総書記が輝かしい未来へと導くチュチェの道、愛国愛族の道に沿って、勝利への確信を抱き、在日同胞と子供たちの将来の幸福のために、祖国の統一と富強、発展のために、一層力強く前進していこう。