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伊丹で「高麗杯」サッカーフェスタ


 近畿地方のアボジサッカーチームによる初の交流試合、伊丹フェスティバル・「高麗杯」が5月17日、伊丹市の猪名川第3、4グランドで行われ、兵庫の4・24と高麗、大阪アボジ連盟選抜チーム、奈良のセナラ、京都A、Bの6チームが参加、大阪が優勝した。

 今大会の目的は、サッカーを通じて近畿地方のアボジたちの交流を深めようというもの。阪神・淡路大震災で全壊した伊丹朝鮮初級学校の新校舎建設活動の過程で、同胞の絆の大切さを再確認したという伊丹・川西地域のアボジサッカーチーム高麗と伊丹初級が主催した。

 競技は3チームずつ2ブロックに分かれて予選リーグを行い、各1、2位同士で決勝、3位決定戦をそれぞれ行った。

 決勝に進んだのは大阪選抜と高麗。層の厚さを誇る大阪が2−0で勝利した。3位には4・24が入った。

 試合後は伊丹初級運動場で焼肉パーティーを開き、参加者らは教育問題などを和気あいあいと語り合った。また、この日の参加費はすべて同校に贈られた。

 同校教育会の金鐘国会長は「各地のアボジらが交流を深める良い契機になったと思う。また子供の教育に一層の関心を寄せ、民族教育の発展のためにさらに力を注いでくれれば嬉しい」と話していた。