総聯広島県本部代表ら、広島市議会に要請/日本政府に対し、日弁連勧告受け入れ催促を
総聯広島県本部と朝鮮学校の代表らは5月29日、日弁連勧告の受け入れを、政府や国立大学に促すよう平岡敬・広島市長に要請。また今田智・広島市議会議長に対し、議会が同様の趣旨の意見書を採択するよう陳情した。
金鎮湖・県民族教育対策委員会委員長ら一行はこの日、まず市の上川孝明助役に要請書を提出。加えて、広島市が日弁連の勧告書に沿って幼・初・中級部には公立並、高級部には私学並の助成を行うよう求めた。
議会では、今田議長に陳情書を手渡した。今田議長は席上、朝鮮学校差別は是正されるべきだとしながら、各会派の合意により意見書採択の議案が上がれば、議長として適切な措置を取ると話した。また、陳情書をすべての議員に配布すると語った。
一行はこの後、各会派の議員らに日弁連の勧告・調査報告書などを配布した。