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鄭周永名誉会長一行が訪朝/南北和解と団結の礎に


 4月南北連席会議50周年に際し、金正日総書記が示した民族大団結5大方針を掲げて北と南、海外の全同胞の胸に祖国統一の熱望がかつてなく高まっている中、南朝鮮現代グループの鄭周永名誉会長一行が16日、板門店を通過し陸路で平壌に着いた。鄭周永名誉会長一行は、同胞愛で準備した牛を連れてきた。朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)は同日夕、木蘭館で歓迎宴会を催した。

 

牛を連れ板門店を通過

 宴会にはア太委の金容淳委員長、対外経済委員会の李成大委員長、ア太委の宋浩京副委員長、民族経済協力連合会の鄭雲業会長など関係部門の活動家が参加。

 宋浩京副委員長が演説し、鄭周永氏は故郷に対する愛、祖国を富強にするという熱い心を抱き、一行と共に分裂の障壁を越え、平壌に到着したと述べながら、同氏一行をあたたかい同胞愛の情で熱烈に歓迎すると語った。また、わが民族において国土分断と民族分裂の悲劇を終わらせ、民族の団結と祖国統一を実現することは、これ以上遅らせることのできない民族至上の課題として提起されていると言及した。

 さらに金日成主席の祖国統一偉業を継承する金正日総書記は、祖国統一方針を新たに集大成し、民族大団結5大方針を示したとしながら、鄭周永氏の今回の訪問が祖国統一のための連帯、連合の道で、民間クラス交流の模範になることを固く信じると強調した。

 次に鄭周永名誉会長が演説し、このようにあたたかく迎えてくれたことに感謝するとしながら、今日、板門店を経てここを再び訪れてみると、感慨深いものがあると語った。

 また、板門店がいつかは本来の平和な場所に戻り、南北が自由に往来し、楽に休んでいける場所になることを信じると指摘した。

 鄭名誉会長は、故郷に来ると幼い頃の様々な追憶がよみがえってくるとして、生まれ育った美しい故郷を1日も早く子孫たちにも見せたいと述べた。

 さらに、南北対立の時代はもう終わらなければならない時であるとし、互いの利益のためにも相互間の和解と協力が切実に必要であると強調。そして、今回の訪問が個人的な故郷訪問を超越して南北の和解と団結の礎になることを心から願うと述べた。

 これに先立ち金容淳委員長は平壌の万寿台議事堂で鄭名誉会長一行と会見し、同胞愛の情にあふれる雰囲気の中で談話を交わした。

 板門店では宋浩京副委員長、鄭雲業会長らが出迎えた。(朝鮮通信)