視点
日本では中高年の登山ブームといわれるが、若者の間でも人気が高い。 5月末に神奈川県・丹沢の塔の岳に、6月中旬に同じく鍋割山に登った。塔の岳では、地元の山岳連盟の人達が空き缶などのゴミを拾って掃除していた。若者の姿が目立ち、自然を愛する気持ちが伝わって来る。鍋割山では、テント泊まりし下山してくる大学の登山クラブ40数人のグループと擦れ違い「こんにちは〜」と元気な声をかけられ、街中では体験できない清々しさを感じた。
また4月中旬、登山店を覗いた時、登山クラブに入った高校新入生10数人の男女が靴やリュックなどを楽しそうに選んで買っていた。
ところで現在、総聯各本部には15の登山協会・クラブがあり、支部単位まで含めると5000人は超えると言われている。本紙への各地の通信には登山やハイキングの内容が増え、同封写真には中高年だけでなく若い人もよく写っている。同胞社会にも日本の登山ブームが反映されている。
来る8月22日(土)〜24日(月)、毎年恒例の在日同胞大登山の第4回集い(在日本朝鮮人登山協会主催)が日光・白根山で行われる。同協会はこれまで、長野・乗鞍岳、北海道・大雪山、九州・阿蘇山で大登山を企画してきたが、日光では今秋に金剛山に登る話し合いもするという。
「大自然に接し英気を養い、愛国、愛族と統一へのマンセーを叫ぼう」と多くの同胞の参加を呼び掛けている。(喜)