高校ボクシング近畿大会で大阪朝高2選手が優勝
近畿地方高等学校ボクシング選手権大会(6月26〜28日、奈良・王寺工高)で、大阪朝高の白永鉄(3年、フェザー級)、金太洙(2年、ライト級)の両選手が優勝し、神戸朝高の李鐘賢(3年、バンタム級)が3位となった。大阪朝高は学校対抗成績でも3位に入賞し、白選手には技能賞も授与された。
今年度のインターハイに出場する近畿6府県の代表49選手が9階級に参加した同大会に、朝高からは大阪2、神戸2の4選手が出場した。
フェザー級の白選手は今年3月に開かれた全国選抜大会の優勝者。「王者」の貫禄と力を見せつけ、準決勝で奈良工高の選手をRSC(レフェリー・ストップ・コンテスト)で下して決勝に進出した。決勝は、昨年11月に行われた全国選抜近畿予選の決勝同様、王寺工高・原田功雄選手との対戦となったが、1ラウンドから勢いに乗り、多彩なコンビネーション攻撃でポイントを稼いだ白選手が判定勝ちを収めて優勝した。
なお、白選手は今年に入って出場した全国選抜大会と大阪春季大会、大阪府民大会、今回の近畿大会まで12連勝(昨年からは19連勝)中で、8月に香川県で開かれるインターハイ優勝の最有力候補と評されている。
またライト級準決勝で、今大会優勝候補の呼び声の高かった奈良工高の大西智之選手を判定で下して決勝に進んだ金選手は、決勝でも相手選手に攻撃のすきを与えず終始主導権を握って試合を展開。判定勝ちで優勝を手にした。