ニュースフラッシュ
ロシア運輸省代表団などが訪朝
米国防長官の米軍維持発言を非難/民主朝鮮
銀行整理に抗議しろう城/２大労組も合流
現代自動車労組、４８００人解雇に抗議
中国政治協商会議代表団と会見/朴副主席
米・南の軍備増強企図を非難/民主朝鮮
ロシア運輸省代表団などが訪朝
ロシア連邦運輸省代表団（団長＝アレクサンドル・コンドラチェンコ次官）が１日、リビア代表団（団長＝オマール・シャイヒ・ベンガジ・全国財政人民委員会地域担当副書記）が６月３０日、それぞれ空路平壌に到着した。 （朝鮮通信）
民主朝鮮６月２９日付は、コーエン米国防長官が、米軍が南朝鮮をはじめアジア地域に引き続き残るべきであり、米国は南朝鮮、日本との安保同盟体制を発展させていくと発言したことについて、論評で次のように非難した。
これは、朝鮮半島をはじめアジア地域からの米軍撤収を願う全朝鮮人民と世界の人民の要求に対する挑戦であり、平和と緩和を志向する時代の流れに逆行するものだ。米軍部の好戦勢力が、アジア駐屯米軍の１０万人体制を維持し、とりわけ駐南米軍を朝鮮統一後も引き続き維持すると公言しているのは、彼らの侵略的企図に何の変化もないからである。米国は米軍を南朝鮮とアジアから速やかに撤収させるべきだ。 （朝鮮通信）
南朝鮮の金融監督委員会から、自力再建が不可能との判断により整理対象に指定された都市・地方銀行５行の一つ、大東銀行の労働組合が６月２９日、ソウルの明洞聖堂にろう城し、他の都市銀行への吸収合併に伴う、失業者の職場保障などを強く求めた。ろう城には全国民主労働組合総連盟（民主労総）と「韓国労働組合総連盟」（「韓国労総」）の２大労組が合流、翌３０日には同じく整理対象の同和銀行も加わり、参加者は約１２００人に達した。また、京畿銀行も同日、全行員が出勤を拒否し、抗議の姿勢を示した。
一方、民主労総傘下の民主金融労連、「韓国労総」傘下の全国金融労連の両労組は３０日、不当解雇を招く今回の措置を即時撤回しない場合、今月１５日からゼネストに突入すると宣言した。
南朝鮮の自動車業界最大手、現代自動車は６月２９日、深刻な通貨・金融危機に伴う工場稼働率の低下などを理由に、整理解雇制に基づいて全従業員の約１１％に当たる４８３０人を解雇する計画を労働省に提出し、３０日に受理された。これに対し、同社の労働組合は２９日に非常対策委員会を開き、「解雇回避のための協議のさなか、会社側が一方的に解雇を進めるのは絶対に受け入れられない」と強く抗議。３０日には労組員約３万２０００人がゼネストに突入した。
朴成哲副主席は６月２７日、訪朝中の中国人民政治協商会議全国委員会代表団（団長＝趙南起副主席）と会見し、両国の老世代の革命家が築き上げ、長い革命闘争の中で結ばれた中朝友好は末永く輝くだろうと指摘した。（朝鮮通信）
民主朝鮮６月２７日付は、南朝鮮で米軍部と南の「国防部」の関係者が定例安保会議の実務会議を開き、軍需品の生産と搬入、新型兵器開発、軍事技術の移転問題などを話し合ったことについて論評し、これは米国が南に最新鋭の軍備を導入し、南を自らの対朝鮮、対アジア戦略実現の前哨基地として掌握しようとする支配主義的野望の産物だと指摘。「軍備縮小」や「緊張緩和」を喧伝するのは、侵略戦争の準備を隠す煙幕にすぎないと非難した。（朝鮮通信）