ニュースフラッシュ
モスクワ・世界青年競技大会参加へ
7・4共同声明26周年で論説/共和国各紙
保安法撤廃、統一運動弾圧中止を/朝鮮中央通信
ロシア、スパイ容疑で南参事官逮捕
日本は常任理事国の資格なし/労働新聞
モスクワで開かれる第1回世界青年競技大会に参加する共和国選手団(団長=金潤根氏)が4日、平壌を出発した。(朝鮮通信)
4日付の共和国各紙は、金日成主席が示した自主・平和統一・民族大団結の祖国統一3大原則を基本内容とする7・4共同声明発表26周年に際して論説を掲載し、朝鮮人民は情勢がどう変わっても、祖国統一3大原則を徹底的に具現することで統一を成し遂げるだろうと強調。北と南、海外の全同胞は、金正日総書記の民族大団結5大方針の旗のもと、自主的平和統一を実現するたたかいに立ち上がるべきだと指摘した。(朝鮮通信)
3日発朝鮮中央通信は論評で、共和国が提起した8・15統一大祭典を南朝鮮当局が「転向的な姿勢」で受け入れながら、「韓国大学総学生会連合」(「韓総連」)と祖国統一汎民族連合(汎民連)は除外するという矛盾した「方針」を発表したことについて、次のように非難した。
「韓総連」と汎民連を「利敵団体」と規定しているのは「国家保安法」の存在と関連する。統一の主体である共和国を「反国家団体」と規定する保安法を放置したまま、対話や協力、交流を進めるのは自家撞着にすぎない。南当局が真に南北関係改善と統一を願い、祭典に興味があるのなら、まず保安法撤廃に関する立場を明らかにし、保安法によって投獄された統一人士を釈放、統一運動勢力への弾圧を中止すべきだ。(朝鮮通信)
ロシア連邦保安局は3日夜、モスクワで南朝鮮大使館参事官を装ってスパイ行為を働いていた南朝鮮特殊機関の要員、趙成禹を逮捕した。彼はスパイ資料を得るためにロシア人と接触して逮捕され、このロシア人も共に逮捕された。ロシアは彼を追放する措置を取った。 (朝鮮通信)
労働新聞2日付は論評で、日本の外相が国連安全保障理事会の拡大をうんぬんして常任理事国入りを力説したことについて、次のように非難した。
第2次世界大戦の戦犯国である日本には、そもそも常任理事国になる資格がない。日本が法的、道徳的責任を忘れていないなら、過去清算という正しい選択をすべきだったが、彼らは正反対に行動し、現在も罪の回避を企んでいる。国内では軍国主義を鼓吹する攻勢が繰り広げられ、海外膨脹実現のための策動が露骨化している。このような国が正義と平和の守護を使命とする常任理事国になれないのは論議の余地すらない。(朝鮮通信)