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平壌で渤海国創建1300年記念渤海遺物展


 渤海国創建1300年記念渤海遺物展が4日、平壌の朝鮮中央歴史博物館で開幕した。開幕式には歴史学部門の研究者や大学の教員、学生らが参加し、張徹副総理兼文化芸術部長が開幕の辞を述べた。

 会場には、高句麗の後裔によって旧高句麗領地に強力な国家として君臨し、699年から926年まで約230年間、「東方の盛国」(「唐書」)の偉容を馳せた渤海文化を垣間見ることのできる遺物約300点が展示されている。

 展示品には、上京龍天府から出土した装飾帯、かんざし、金銅環、鬼瓦、喇叭形瓶、鴨頭彫刻、硯などの装飾品や生活用品、東京龍原府から出土した文字を刻んだ壺、茶碗、把手付壺、皿などの陶磁器、南京南海府から出土した鉄斧、槍刃、鏃、槍、小刀などの道具や武器、各地の古墳で発掘された壺、鏡片、金銅装飾品、鉢、青磁、三足鼎などがあり、高句麗から渤海への継承関係を示す金の耳飾り、兜、鴟尾、鐙、長剣、帯環なども展示されている。

 これらは、強い国防力と発達した経済、文化を誇った渤海の姿を如実に示すものだ。(朝鮮通信)