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「軽水炉建設は米国がわれわれに与える贈り物ではない」/朝鮮中央通信


 18日発朝鮮中央通信は、朝米基本合意文に基づいた米国の軽水炉提供事業が進展していないことと関連し、「軽水炉建設は米国がわれわれに与える贈り物ではない」と題する論評で次のように指摘した。

 朝米基本合意文に基づいた軽水炉対象建設が依然として進んでいない中、この建設と関連して北側を大変失望させるいま一つの世論が飛びかっている。

 毎日新聞が最近、KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)消息筋の話を引用して報じたところによると、軽水炉2基建設が、北側と合意した2003年ではなく、それより大幅に遅れて2007年以後に完工するという。

 それは事実上、いつ終わるか分からず、最終的にはうやむやになり得ることを示唆している。

 米国が朝米合意をどう履行するかは、彼らの確約の真実性如何を評価する基準の一つとなる。

 朝米基本合意文採択から四年が経とうとしているのに、米国がいまだにKEDO内部で費用の問題で合意すらできず、施工に着手もできず、重油も満足に供給できていない状態で、今回軽水炉建設期日まで当初約束した期日をはるかに超えるとしたところを見ると、米国側が確実に合意文に不誠実に対応していることが分かる。

 軽水炉建設は決して米国がわれわれに与える贈り物ではない。それは米国がわれわれにした約束であり、そうであるだけに当然、米国が履行することになっている。もし、米国が約束した期日を破れば、われわれもわれわれでやることをやるようになっていることを知らねばならない。われわれは今後、米国の態度を注視しながら決断を下す。

 朝米基本合意文が色褪せ、軽水炉建設が遅れれば、われわれは主体的な原子力エネルギー工業建設を再考せざるを得ない。(朝鮮通信)