平壌市普通江区域第33号選挙区を訪ねて/本社記者
【平壌発=本社記者柳成根】 平壌市普通江区域第33号選挙区では、新たに朴正順代議員が選出された。当選者と、平壌第1高等中学校で投票を済ませた同選挙区6分区の有権者に話を聞いた。
普通江区域シンウォン洞在住のキム・ドゥクランさん(85)は、共和国で初めて選挙が実施されて以来、最高人民会議代議員選挙をはじめすべての選挙に参加してきた。
「これまで金日成主席の信任のもとに与えられた課題を遂行してきたので、主席逝去後に行われる今回の選挙はとても寂しい気がする。しかし、金正日総書記を党の最高首位に戴き、選挙日を迎えることができたことは非常に誇らしい。今回の選挙を機に国の将来を担う若者たちには、代を継いで党と領袖の指導のもと、与えられた課題を最後まで遂行する決心をいっそう固めてほしい」と語っていた。
平壌手芸研究所の手芸工、ファン・ウニャンさん(19)は、代議員選挙で初めて投票した。
「これからは若い世代の一員として、もっともっとよい仕事をして党と領袖のために尽くしていきたい」と抱負を述べていた。
文化芸術部革命事績館館長のペク・ミンさん(74)は、「共和国は今、一時的な難関を経ているが、険しいと考えずに笑って強行軍を終えようとみな頑張っている。私も、共和国の隆盛繁栄に心血を注ぐ総書記の期待に応える決意で溢れている」と話す。
また祖国に滞在中、共和国の海外公民として初めて投票した朝鮮大学校政治経済学部四年生の厳栄好さん(22)は、「選挙を通じて祖国の国家主権をいっそう強固なものにするうえで、自分が役割を担うことができたのはとてもうれしい」と祖国で選挙権を行使できた誇りを語っていた。
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当選した朴正順代議員は次のように語っていた。
初めて最高人民会議代議員に選ばれたが、私自身が選ばれたという誇りよりも金正日総書記を最高人民会議代議員に推戴したという喜びと感激をどのように表現すればよいのか。
2年前から普通江区域の行政経済委員会委員長として働いてきたが、この間、食糧不足など本当に苦しいたたかいを強いられた。しかし、区域の人々たちはみな、総書記の指導のもとに進めば必ずこの困難を克服できるという信念をもって楽観的に働いてきた。その結果、食糧問題や電力問題など、人民生活のすべての問題を自力で解決することのできる土台を築くことができた。これからも区域の責任者、さらに代議員として地元の人たちと力を合わせて人民生活の向上のためにいっそう励む覚悟である。そして必ず、総書記と、私を選んでくれた人たちの期待に応えたいと思う。