各地で朝鮮初級学校のサッカー大会
共和国創建50周年を記念して朝鮮初級学校のサッカー選手権大会が各地で行われた。第1回東日本地方大会が4〜6日、茨城県鹿島市で、第18回近畿地方大会が5〜7日、滋賀県大津市で、第5回東海・北信地方大会が5、6の両日、長野県松本市で行われ、計64チームが参加した。6月の中央大会から2ヵ月。ひと回り成長したちびっこ選手たちが熱戦を繰り広げた。
第1回東日本大会/東京第5が優勝
東日本大会は、これまでの関東大会を発展させたもので、参加校の枠を東日本全域に広げた。鹿島グリーンパークで行われた今大会には、15校から18チームが参加。初日に3チームずつ6ブロックに分かれて予選リーグを行い、2日目には成績別に1〜3部に分かれてリーグ戦を、3日目に各決勝トーナメントを行った。
予選リーグを1位で突破したのは東京第2、第4、第5、第6・第8合同、埼玉、横浜Bの6チーム。そのうち、6月の中央大会で準優勝した第5と、横浜Bが決勝に進んだ。
前半は互いに一歩も譲らず0−0。しかし後半に入り積極的に攻め入る第5は13分、朴秀哲選手からのパスを受けた金宏栄選手が左で豪快にゴールを決めて先制。結局これが決勝点となり東京第5が勝利した。
3位は東京第4。2部では千葉が、3部では東京第9がそれぞれ優勝した。
第18回近畿大会/大阪第4が4年ぶりの優勝
皇子山補助競技場で行われた近畿大会には32校から34チームが参加。12ブロックで予選リーグを行い、成績別に1〜3部に分かれてリーグ戦、決勝トーナメントを行った。
予選リーグを1位で勝ち抜いたのは、大阪第4A、東大阪A、泉州、大阪福島、伊丹、尼崎、東神戸、倉敷、北大阪、生野A、中大阪、城北の12チーム。2日目の1部リーグ戦を勝ち抜き決勝に進んだのは大阪第4Aと生野だ。
身長172センチの金正訓選手を中心に攻め立てる大阪第4は、後半に金選手のロングシュートで先制。続いてフリーキックで追加点を挙げた。最後まであきらめず食らい付く生野は、終了3分前に1点を返すが一歩及ばず。大阪第4が2−1で勝ち、14回大会以来、4年ぶりの優勝を決めた。
3位は尼崎。2部では京都第1、3部では奈良がそれぞれ優勝した。
第5回東海・北信大会/東春B 気迫で制す
松本市営サッカー場で行われた東海・北信大会には12校が参加。初日に4ブロックに分かれて予選リーグを行い、2日目に成績別に1〜3部に分かれ決勝トーナメントを行った。
好ゲームが展開される中、1部決勝に進んだのは東春Bと静岡だ。互いの気迫がぶつかり合った好ゲームだったが、接戦の末、東春Bが1−0で勝利した。
3位は愛知第2。2部では愛知第3Aが、3部では岐阜がそれぞれ優勝した。