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「朝米高位級会談を通じて円満な解決を期待」/共和国外交部


 共和国外交部スポークスマンは13日、朝米高位級会談が開かれることと関連し、朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。

 8月中旬、ニューヨークで朝米高位級会談が開かれる。

 会談日程も確定していない前からこの会談に対し、4者会談と関連した各国の「連続会談」など、様々な世論が飛び交っている。

 今回の会談は事実上、朝米間で定例化することにした高位級会談とは異なる特別な意味がある。

 われわれは4月、朝米基本合意文履行で甚だしい不均衡が生じたことと関連し、最終段階に入っていた使用済み核燃料棒の保管作業を中断する措置を講じ、米国側が合意文履行のための相応の措置を講じるまで待つことにした。

 事実、われわれが基本合意文に基づきわが方のすべての核活動を凍結し、使用済み核燃料棒の保管作業も最終段階に入ったのに反して、米国側はわが方に対する敵視政策を解消する実質的な制裁緩和措置も講じておらず、軽水炉は着工式から一年経とうとしているのに本格的工事にすら着手していない状態で、重油提供もスムーズに行われず、経済に深刻な混乱をもたらしている。

 朝米基本合意文に基づき、双方の義務が同時行動措置になっている条件のもとで、われわれだけが義務を履行し続けることはできなくなった。したがって、われわれは止むなく使用済み核燃料棒の保管作業を中断せざるをえなくなった。

 その後、米国側は軽水炉および重油提供のために一定の行動を取り、朝米高位級会談を開いて合意文履行で提起される問題を論議しようと提案してきたので、われわれはこれに応じることにした。

 われわれは高位級会談に建設的な立場で臨むことで、合意文を生かすために全力を尽くすだろう。われわれは、会談結果を見て、今後の行動方向を決めるだろう。

 4者会談問題について言えば、再三明らかにしたように、朝鮮半島の平和と安全のために全力を尽くすというのが、われわれの一貫した立場である。

 3月の第2回4者会談がこう着状態に陥ったのは、朝米間の意見相違によるものであり、したがって4者会談を再開するためには朝米間の意見対立の解消が急務である。ここでわれわれと米国以外の第3者がすべきことを模索するのは難しくなっている。

 かりに4者会談が再開されても、朝米間の基本問題が解決されないかぎり、4者会談で大きな前進は期待できない。

 われわれは今回の朝米高位級会談を通じて、双方が朝米間の問題を円満に解決することで、われわれが望まない選択をしなくても済むよう期待する。(朝鮮通信)