各地で祖国解放53周年記念行事
8・15祖国解放53周年を記念する多彩な催しが各地で開かれている。京都、兵庫、千葉、広島の各総聯支部では夜会やフェスティバルなどが行われ、1世から4世までの各世代の同胞や地域の日本市民らが集い大盛況となった。
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京都4支部合同フェスティバル/兵庫、千葉、広島では夜会
総聯京都府本部管下の南、伏見、西、南山城の4支部共催による「同胞サマーフェスティバル」が7日、勧進橋児童公園(京都市・南区)で行われ、1500余人の同胞と日本市民が参加した。
各種売店、子供ゲームコーナーなどが設置された会場では、8・15統一大祭典と第9回汎民族大会に送る寄せ書きを作成。その後、代表らに伝達された。
ステージでは、京都朝鮮歌舞団による歌と踊りが披露された。民謡とチャンゴの音が響き渡ると、同胞たちの間では踊りの輪が広がった。この日の収益金の一部は、京都朝鮮第1初級学校に寄付された。
総聯兵庫県本部管下東神戸、灘支部合同の同胞夜会も8日、東神戸朝鮮初中級学校運動場で行われ、750余人の同胞らが集まった。
夜会は、学区管下の同胞らの連携を深め、民族教育事業の発展に寄与していこうとの目的で今年から2支部合同で行われた。
実行委員会ではこの間、3000枚のビラを作成し、同胞宅に配って回り、2日間に渡って宣伝カーで参加を呼びかけるなど、工夫を凝らして参加者を募った。その結果、当日会場は各世代の同胞らで埋まり、大いに賑わっていた。
夜会に参加した同胞からは「同胞がたくさん集い楽しんでる姿を見ると、力が湧く」などの声が聞かれた。
この日の収益金の一部は同校に寄付された。
また、総聯千葉県本部管下の千葉支部同胞夜会が1日、千葉朝鮮初中級学校で行われ、400余人の同胞が集まった。仮設舞台では、金剛山歌劇団による歌と踊りの小公演が披露された。
参加者らは「同胞が団結し、力を合わせていけば支部の活動もうまく行く」などと話していた。
一方、船橋市・東武百貨店屋上のビアガーデンでは西部支部同胞夜会が行われ、350余人の同胞と日本市民が参加した。
また2日には、総聯広島・西支部の8・15祖国解放を祝賀する集いが行われ、200余人の同胞が参加。
会場にはオリニゲームコーナーが設置され、花火大会なども行われた。子供から大人まで花火を囲んで和気あいあいと楽しい一時を過ごした。