20余ヵ所で3万キロワット時の電力を生産/慈江道
10日発朝鮮中央通信は、慈江道の人民は自力更生、刻苦奮闘の革命精神で現在、生産と建設を力強く推し進めていると伝えた。
それによると、慈江道では困難な条件のもと、中小の発電所を数多く建設して畜産業を発展させるための牧草地造成と飼料問題を解決しただけでなく、野菜問題も解決している。
城干郡では昨年と今年、南里発電所、城下発電所、化学工場発電所など20余の中小型発電所を建設し、3万キロワット時の電力を生産。とりわけ城干協同農場では、1000世帯の家庭が電気で暖房を保障している。
それだけでなく、同郡では旅館や病院、託児所と幼稚園など30余の機関、企業所事務室の電気暖房化を実現し、食料工場と被服工場、化学工場など20余の地方産業工場をフル稼働させている。電力問題を円満に解決した同郡では、時差生産組織の必要がなくなり、逆に電力が余り、ほかの地方に回している。
それだけでなく楚山郡、和坪郡など6つの市、郡の人民が自力で建設した中小型発電所で作られる電力で生産を増大させ、人民学校の生徒にヤギの乳と牛乳を常に提供している。
現在、慈江道では8万1200余ヘクタールの肥沃な牧草地が造成されており、牛乳とヤギは10万余頭に達する。
満浦市延上協同農場や城干郡のように、牧草を基本とする飼料加工方法を新たに広く導入して数多くの豚を育て、寮や住宅に供給する単位がいくつもある。
江界市と城干郡、煕川市をはじめ慈江道内のどの野菜商店をのぞいても、白菜、カボチャ、キュウリが豊富にあり、家庭では漬け物も作っている。
慈江道の人民は、野菜畑1ヘクタール当たり数十トンの肥料を施して多くの野菜を生産した。野菜だけでなくトウモロコシ畑にも肥料を多く施し、今年のトウモロコシの作況は例年より良い。(朝鮮通信)