米・南の乙支・フォーカスレンズ合同軍事演習を非難/共和国外交部スポークスマン
共和国外交部スポークスマンは18日、南朝鮮全域で行われている米軍と南朝鮮軍兵力約7万人を動員した乙支・フォーカスレンズ合同軍事演習と関連し、これは共和国を軍事的に制圧し、朝鮮半島で新たな戦争準備を完成させるための侵略的な軍事的策動の一環であると糾弾する次のような談話を発表した。
これは、共和国に対する米国の緩和政策が完全な偽りであり、彼らが旧態依然として共和国への軍事的圧殺を狙った時代錯誤的な政策を捨てていないことを如実に示している。対話には対話で、戦争には戦争で応えるのが共和国の一貫した立場である。朝鮮人民と人民軍隊は米国と南朝鮮当局の一挙一動を鋭く注視し、敵のいかなる軍事的挑発策動も断固粉砕するだろう。
朝鮮人民軍板門店代表部も声明
朝鮮人民軍板門店代表部も19日、声明を発表、次のように指摘した。
この演習に動員された兵力と装備は、戦争行為としてかつて糾弾を受けて阻止されたチーム・スピリット合同軍事演習をはるかにしのいでおり、補充の力量なしで完全に一つの戦争を起こすことができる。この演習がいつ実践に移されるかは、誰にも予測できない。
米国と南朝鮮当局は現在、朝鮮半島が臨時的な停戦状態にあり、共和国と米国が法律的にも交戦関係にあるということを肝に銘じるべきだ。われわれは最近、双方軍部の将官級会談が開かれ、朝鮮半島で軍事的衝突を防ぐための対策が当然討議されるべき時点で、米国が会談を自らの政治宣伝に悪用しながら、その裏で軍事演習を行っていることを見過ごすことはできない。
米国と南朝鮮当局が対話ではなく軍事的方法で問題を解決しようとすれば、われわれも軍事的選択の権限を堂々と行使するだろう。(以上朝鮮通信)