共和国各地で災害/7万4000ヘクタールの農地冠水
朝鮮中央通信は22、23の両日、共和国の自然災害について具体的に伝えた。それによると、8月中旬現在、開城市、江原道、黄海南道、咸鏡南道、平安北道などで約7万4000ヘクタールの農耕地が冠水し、約4250世帯の住宅が崩壊、浸水した。公共建物の崩壊面積は約2万5600平方メートル。開城市では4〜10日に2、3日間隔で2〜3時間に平均230〜250ミリの雨が降った結果、水田の農作は60%以上の収穫減少が予想される。咸鏡南道では人命被害も出た。
また平安北道の2郡、慈江道慈城郡では7月3〜23日、直径15ミリのヒョウが降り、収穫が期待できない。7月中旬〜8月初旬には冷害に見舞われた。東海岸地域の平均気温は平年より2〜4度低く日照率は記録的に少なかった(平年比20%減)。8月23日には西海岸地帯で秒速13〜18メートルの暴風雨が降るなど多くの地域で200ミリ以上の暴風雨が襲った。
被災地では復旧、救済作業
24日発朝鮮中央通信によると、全国の農村などで揚水設備など必要な設備を動員した田畑の水抜き、破壊された鉄道と道路の復旧など自然災害復旧作業が行われており、被災者への救済活動も行われている。
国土環境保護、都市経営の両部門でも自然災害を癒す活動が展開されている。