9月24日から現地で「羅津―先鋒投資相談会」
国連開発計画(UNDP)が、共和国・中国・ロシアにまたがる豆満江河口デルタ地帯開発計画の一環として積極的に推進している、共和国の羅津―先鋒経済貿易地帯で9月24〜26日、「羅津―先鋒投資相談会」が行われる。
UNDP豆満江書記局が発表した資料によると、相談会ではすでに共和国側に提示されている投資案件に沿って、外国投資家や海外同胞商工人との個別面談を集中的に行い、彼らが対象として指定した現地を視察する。
2年前の96年9月に現地で行われた「羅津―先鋒地帯国際投資・ビジネスフォーラム」には、中国、米国、日本、イギリス、フランスなど26ヵ国から110の企業、国内50余の企業、海外同胞企業家ら540余人が参加した。
97年12月末現在の投資契約件数は111件で、金額は約7億5000万ドル。中国、日本、タイ、オランダなど11ヵ国の企業が、道路や飛行場、港湾、通信、ホテル建設をはじめとする各分野に投資する合弁、合作、単独企業を設立している。また97年、同地帯を訪れた外国人は約4万人で、うち観光客は約6000人に達する。
一方、相談会開催期間中、UNDPと国連工業開発機構(UNIDO)の協力のもとで共和国が運営する「羅津技術企業学校」と「羅津情報センター」の開幕式も行われる。これらは同地帯を開発するための国際貿易管理技術専門家を育成する学校。企業管理、金融会計、専門経済英語など11の学科からなる。
現在、同地帯当局では、UNDPとUNIDOとの緊密な連携のもとで相談会開催の準備を急いでいる。
◇◇
【問い合わせ】
朝日輸出入商社。TEL 03−3833−5351