東京で「朝鮮映画と講演の夕べ」
「朝鮮映画と講演の夕べ」が8月28日、東京・墨田区の江戸東京博物館ホールで行われ、日本市民と総聯東京都本部管下の活動家、同胞らが参加した。日・朝友好促進東京都議会議員連盟と東京・平壌友好交流会議が主催したもので、日・朝両国、とくに東京と平壌の間でスポーツや文化など様々な分野の交流を通じて、お互いの理解と友好親善を深めようと企画された。
朝鮮映画「洪吉童」が上演された1部に続いて来賓の檜垣正己都副知事があいさつ。これから両首都間の友好を強化し、東京都行政当局と平壌市当局との交流も発展させていきたいと述べた。
2部では埼玉大学の吉田康彦教授が「最近の共和国事情」と題し、講演を行った。教授は共和国の「核疑惑」、「崩壊説」の問題性や、共和国が社会主義を守るために努力してきたことなどに言及。さらに、日本の過去清算問題に触れ、日朝両国が1日も早く国交を正常化するためには、国交正常化会談を再開し日本が謝罪、補償しなければならないと指摘した。
日・朝友好東京都議会議連の宇田川芳雄会長(友好交流会議代表委員)が閉会の辞を述べ、東京と平壌、日本と朝鮮の友好親善をさらに発展させていきたいと述べた。