関東大震災７５周年で朝鮮同胞犠牲者追悼式/千葉・船橋市、埼玉・本庄市、熊谷市、上里町

　関東大震災７５周年朝鮮同胞犠牲者追悼式が１日、千葉県船橋市の馬込霊園で行われ、同胞と日本市民約２００余人が参加した。

　千葉県内でも船橋市を中心に少なくても３５１人の同胞が犠牲になったという。同支部では、これまで約１００遺体分の遺骨を掘り起こし、地元の教員グループなどと協力して調査を進めてきた。

　式には、「関東大震災時に虐殺された朝鮮同胞を追悼する同胞の会」代表の李炳河西部支部委員長（主催＝同実行委）をはじめ総聯支部管下の同胞、千葉朝鮮初中級学校の生徒、千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼調査実行委員会の吉川清委員長、市民らが参加。

　吉川委員長は、殺された犠牲者に心から追悼の意を表すと述べ、「日本政府は事件の真相を追及し、この様な不幸な歴史を２度と繰り返さないようにしなければならない」と語った。

　また同日、埼玉県の本庄市、熊谷市、上里町でも追悼式が行われた。