京都で朝・日友好フェスティバル
共和国創建50周年記念「朝・日友好98KYOTOイオフェスティバル―通いあう心と文化」が6日、京都市伏見区の京都府総合見本市会館パルスプラザ大展示場で行われ、府下の朝鮮学校生徒と同胞、日本市民ら2万余人が集まった。
同実行委(金光洙委員長・総聯府本部委員長)が主催したもので、建国50周年を祝うとともに、朝鮮と日本の友好親善を一層深めるのが目的だ。日・朝友好促進府議会議員連盟、京都日・朝学術文化交流協会など日本の友好団体と、京都新聞、KBS京都、エフエム京都などが後援。約80の企業が協賛した。
開場に先立ち、同実行委の金英鉄副委員長と総聯府本部の「恩洙顧問、府商工会の鄭東善会長、府青商会の朴秀蔓会長、仏教大学の水谷幸正教授、安井勉市議会議員、日・朝友好フェスティバルの上田昇事務局長と、京都第1初級付属幼稚班の園児2人がテープカット。ステージでは、実行委の金副委員長があいさつした。
会場では、朝鮮学校の教科書と府下5校の生活風景の写真を展示した「朝鮮学校50年の歩み展」や、カメラマン石川文洋氏の写真展、朝鮮物産展、羅津・先鋒経済貿易地帯写真展などが催された。各種模擬店、ゲームコーナー、フリーマーケットなども設けられた。
ステージでは河内家菊水丸氏の「イオ音頭」ライブに続いて、アンパンマン・キャラクターショー、同胞マジシャン安聖友さんのマジックショー、府下の幼稚園児と初級部生徒、朝青などのメンバーによる民族色豊かな芸術公演などが披露された。
日・朝友好フェスティバルの上田事務局長は「いま共和国を取り巻く情勢は複雑だが、こういう時こそ同じ府民、市民としての立場で在日の方々と付き合っていくべきだと思う。文化を通じて互いの理解を深める民間レベルの交流の場として、とても良いイベントだった」と話していた。