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文部省に朝鮮学校の処遇改善要求/日朝友好三重県民会議


 日朝友好三重県民会議の代表らが8日、文部省を訪れ、朝鮮学校卒業生の大学入学資格を認めることなどを求めた。

 文部省では高等教育局担当の遠藤純一郎審議官、学術国際局の井上正幸国際企画課長らが対応した。

 森田治会長ら代表は、朝鮮学校卒業生の国立大学受験資格認定を求める署名8万人分と、同様の趣旨の要望書を提出。日本政府は、日本弁護士連合会や国連機関からの是正勧告を受け入れるべきであると強調し、まず文部省の担当者が、朝鮮学校に直接出向いて現状を知る必要があると指摘した。

 これに対し文部省側は、「個人的には心情は理解できるが、日本学校制度の根幹に関わる問題であり、譲歩は難しい」(遠藤審議官)として、国立大学受験資格などは認められないとする、従来の主張を繰り返すに止まった。