日本の「ミサイル発射」騒動を非難/朝・日友好親善協会声明
朝・日友好親善協会スポークスマンは19日、声明を発表し、共和国の人工衛星打ち上げを「ミサイル発射」と騒ぎ立て、反共和国策動を繰り広げている日本の当局者と一部政治家を非難した。その内容は次のとおり。 (朝鮮通信)
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周知のように、われわれの科学者、技術者たちは共和国創建50周年を迎えるに当たり、われわれの知恵と技術で作り上げた初の人工衛星「光明星1号」を軌道に乗せる成果を成し遂げた。
平和的研究を目的とした人工衛星打ち上げの成功は、人類の科学技術の発展に大きく寄与し、人類共通の成果となる。
ところが日本では、共和国の自主権と尊厳を侵害する許し難い行為が続いている。
われわれはすでに、内幕も知らずにいい加減な発言をしないよう警告した。しかし、日本の当局者と一部の政治家は、われわれの人工衛星打ち上げを「ミサイル発射」と騒ぎ立てた自らの体面のためか、あるいはわれわれが成功したことへの嫉妬なのか、「対抗措置」まで取った。
時を同じくして日本では、前例のない反共和国キャンペーンが大々的に繰り広げられ、右翼が主権国家の公民である在日同胞に暴行を加える行為が連日起きている。日本でのこのような反共和国キャンペーンに対し、深く憂慮せざるを得ない。
諸般の事実は、日本の当局者と一部の政治家が依然、民族排他主義でわれわれへの敵視政策にこだわり、その煙幕の中で軍国化を進めようとしていることを示している。情勢を緊張させているのは他でもない日本当局者である。
日本が40余年間、朝鮮を武力で占領し、人民にあらゆる災難を与えた過去の歴史に対して謝罪も補償もしていないのは、日本当局者の道徳的低劣さと破廉恥さに起因し、その出発点はわれわれへの根深い敵視政策にある。
今回、日本当局者が人工衛星打ち上げを「ミサイル」だとする情報に執着し、「危険」だの「制裁」だのと言って反共和国策動に熱を上げているのも、理性を失った彼らの敵対心を示すだけだ。
われわれの人工衛星打ち上げと関連した日本での無分別な騒動は、根深い反共和国政策の延長に過ぎず、耳を傾ける人はだれもいない。
日本当局者が反共和国敵視政策を国是として騒ぎ立てるのは、彼らに腹黒い野心があるからだ。
長期的な見地から見ると、日本は「経済大国」にふさわしい「核大国」「軍事大国」を夢見て海外膨脹へと進もうとしており、当面は「日米防衛協力指針」を国会で通過させる問題を掲げている。
正義と平和を愛する世界人民は、事態の本質をしっかりと見抜いている。日本当局者は、われわれを挑発して自らの目的を実現させようとすればするほど、世界の人民の幻滅と憎しみしか受けないことをしっかりと知るべきだ。
日本当局は、反共和国謀略騒動と在日同胞への蛮行を即時やめなければならない。われわれは日本当局の行動を引き続き注視し、日本の反共和国騒動に対する代価をしっかりと受け取るであろう。
日本の政治家がいくら中傷しても、われわれの初の人工衛星「光明星1号」は地球を回り続けるであろう。