東京で総聯活動家の集い/今年の課題6項目提示
今年度の活動を一層力強く展開していくための総聯活動家の集いが9日、東京・千代田区の朝鮮会館で行われ、総聯中央の徐萬述第1副議長、許宗萬責任副議長と各副議長をはじめ、各団体・事業体の責任者と活動家らが参加した。
集いではまず、許責任副議長が、共和国最高人民会議常任委員会の金永南委員長から総聯中央の韓徳銖議長に送られた新年の祝電を朗読。続いて、徐第1副議長が報告した。
徐第1副議長は、祖国では今年、金正日総書記の指導のもとに、強盛大国を建設するための計画を実現していく取り組みが繰り広げられて行くだろうと指摘。それに歩調を合わせ、在日朝鮮人運動でも昨年の総聯第18回全体大会での決定を全面的に貫徹することにより、新たな転換を起こさなければならないと強調した。
徐第1副議長は、今年の活動の課題として、@活動家と同胞が愛国の信念をより強いものにするための取り組みA運動の中核を担う層の強化B総聯組織の大衆的地盤の拡大強化C在日同胞の民族性と生活・権益を守る大衆運動の展開D祖国の統一・発展への貢献と対外活動の発展E活動家の活動スタイルの革新――の6つを提示。これらを遂行するカギは、総書記の思想と指導を信念とすることにあると指摘した。
また、同胞社会の総合的拠点としての総聯支部の役割を高め、同時に各階層別団体の活動を決定的に強化して幅広い同胞を総聯の周りに結集させることについても言及。10月に開かれる第19回分会熱誠者大会には、各地の活動家が新しい時代に合った創造的な成果と経験を持ち寄るよう呼びかけた。
民族性を守る取り組みについても強調し、愛国運動の生命線である民族教育を守るために生徒数の増加と、教育助成金増額など教育権拡大のため大衆運動を繰り広げることを訴えた。また、民族性を守ることを中心に据えて、所属を超えて幅広い同胞と団結すべきだと説いた。
さらに、今年も日本経済の低迷や金融不安が続くとの見地から、朝銀信用組合や金剛保険を強化することなど、同胞の企業活動を手助けするための努力が一層必要になると指摘。同胞結婚事業の発展と、就職斡旋、高齢者・障害者に対するサービスの必要性にも言及した。