各地で新年の集い
各地の総聯支部などで新年の集いが行われている。集いでは、支部委員長らが昨年の運動を総括し、総聯第18回全体大会の決定に基づく今年の運動方針と課題を説明。同胞らは続く宴席で、今後の抱負などを話題に盛り上がっていた。
●東京
総聯東京・中央江東支部の新年の集いが10日、東京朝鮮第2初級学校で行われ同胞、父兄ら170余人が参加した。
祝杯に続き、4月に同校に入学する新入生と、20歳同胞青年らに記念品が贈られた。
集いに先立ち校庭では恒例の餅つきも行われた。もち米をアボジたちがつき上げていくと、オモニたちが黄粉、大根下ろしなどで味付けし、子供たちは美味しそうに頬張っていた。
一方、葛飾支部では同日、葛飾朝鮮会館で新年の集いを開き、95人が参加した。
集いでは代表らが挨拶し、昨年の総聯第18回全体大会以降に選ばれた役員らを紹介。
葛飾青商会の洪英義会長は、「OBらが積み上げて来た伝統を受け継いで、役員ともども、活動に精を出したい」と抱負を語っていた。
●大阪
総聯大阪・東大阪南支部の新年の集いは8日、大阪市内にある中華料理店・新北京で行われ、120余人が参加した。
同支部管下の柏田東分会では昨年の分会総会で、30代の同胞5人により新たに分会委員会が構成された。高健輔分会長は、「よく世代交替ということが言われるが、個人的には世代は重なって行くものだと見ている。若い同胞らが前面に出るのはもちろん重要だが、1世の歩みを振り返りながら、新しい世代としての役割を果すべきだ」と話していた。
●埼玉
総聯埼玉・北部支部の新年の集いは9日、深谷市内のホテルで行われ、120余人が参加した。
現在、地域同胞の4割とつながりを持っている同支部は、今後3年間に5つの分会をより活性化して、過半数の同胞をネットワークにおさめることを目標に掲げている。
昨年、分会事務所を補修した深谷分会の尹鐘拓分会長は、「景気が悪く色々と多忙な中で、多くの同胞が事務所の補修に協力してくれた。同胞らの団結力を、改めて実感した」と話す。また、「今年は分会委員が意識を高めて、これまでつながりのなかった幅広い同胞を訪ねながら、色々な要求や悩みに応えられるような分会にしていきたい」と抱負を語った。