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各地で20歳を迎える同胞青年学生の祝賀会


 1月15日は、20歳を迎える同胞青年学生を祝う日。今年も各地で様々な祝賀行事が盛大に行われている。この喜びの日を迎えた同胞青年たちは、家族や友人、恩師、先輩たちの祝福を受け、様々な思いを抱きながら、仕事や勉学でさらなる飛躍を遂げる新たな抱負にあふれていた。

 神奈川では15日、横浜市内で「20歳を迎える神奈川朝鮮青年の祝賀の集い」が行われ、80余人の同胞青年と父母ら350余人が参加した。関東地方は雲の多いあいにくの空模様となったが、色鮮やかなチマ・チョゴリを着た女性と、凛々しくスーツを着こなした男性たちであふれた会場は、華やかな雰囲気に包まれていた。

 集いではまず、父母や同胞たちの拍手に迎えられ、同胞青年たちが入場した。

 続いて総聯神奈川県本部の金佑鐘委員長が祝賀あいさつをし、祝電紹介と記念品贈呈が行われた。

 2部の祝賀宴では、県商工会の姜鉄遠会長があいさつ。同胞青年たちの合奏や神奈川朝鮮歌舞団の歌や踊りが披露された。参加者たちは互いに写真を撮ったり、学生時代の恩師らと歓談しながら、楽しい一時を過ごした。

 金剛保険神奈川支店に勤める韓鈴蘭さんは「20歳になり、私も大人の仲間入りを果たした。これからも朝鮮人としての誇りとともに、同胞たちの期待と信頼に応えられるよう、1日も早く仕事に精通できるようにしたい」と話していた。

 また高校まで日本の学校に通い、現在、朝鮮大学校師範教育学部体育科で学ぶ成炳門さんは「大勢の同胞と20歳を祝えることが何よりも嬉しい。卒業後は商工会で働き、同胞社会に貢献していきたい。そのためにも、簿記の資格を取得することが当面の目標だ。また、支部の活動にも積極的に参加し、日本学校に通う同胞学生の良き相談相手となりたい」と話す。

 奈於、奈美さんの双子の姉妹の20歳を祝うために参加したアボジ、姜光男(53)さんとオモニ、金順子さん(51)は、「娘たちが民族心を培い、朝鮮青年らしくまっすぐ育ってくれたのも組織と民族教育のおかげだ」と語っていた。

 このほか広島(5日)、岩手、岡山(6日)、滋賀、和歌山、山口(9日)、愛知、兵庫、京都、福岡(10日)、東京、茨城、群馬、新潟、長野、大分、佐賀(15日)、埼玉、栃木(16日)、西東京、宮城、福岡、三重(17日)、大阪(15〜24日にかけて支部別で)でもそれぞれ祝賀会が行われた。今後も愛媛(22日)、福島、青森、香川(23日)、岐阜、福井(24日)、石川(31日)でも祝賀会が予定されている。