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共和国各部門で科学技術成果


化学企業所をコンピューター化

 共和国の科学者、技術者たちが、初の人工衛星「光明星1号」の打ち上げを成功させたのを機に、共和国では科学技術を世界的水準に引き上げる研究に積極的に取り組んでいる。14日発朝鮮中央通信は、科学院の成果について次のように報じた。

 数学研究所の科学者たちは、南興青年化学連合企業所の生産工程のコンピューター化に成功。すべての生産工程が一括管理され、電力や温度、圧力、ガスなどの調整状態も自動的に記録されるようになった。

 電子材料研究所では、高密度録画テープに使われる新しい磁性粉を開発した。

 物理学研究所の研究者たちは新しい磁気ダイス(線材の外径仕上げ用工具)を開発、実際の生産に向けた準備が進んでいる。

 鉄道科学分院では、電流や熱の伝導を断ち切る新しい絶縁材と機関車誘導装置を開発、従来の鋳鉄製ブレーキを熱処理して強化し、寿命を3倍以上に伸ばした。

 このほか、軽工業科学分院で醤油の質向上における科学技術的問題を解決し、生産拡大に入ったのをはじめ、電子、生物、機械、化学、熱工学などの各分野で、現代化、科学化に貢献する研究課題を解決し、人民経済の発展に寄与した。

 

コンクリート硬化促進剤も人気

 12月28日発朝鮮中央通信は、共和国の建設部門で人気の高い「高性能コンクリート硬化促進剤」について紹介した。

 この促進剤は、コンクリートの凝結速度を従来より3〜5倍早めるというもの。鉄筋を腐食させず、コンクリートの不透水性も高まるため、道路や橋、トンネルなどの施工において優れた効果を発揮するという。

 開発したのは、平壌美林ブロック工場の労働者、朴賛植氏。同氏はこれまでも、化学混合剤を使った常温での部材生産方法や泥炭分離剤など、数多くの発明をしてきた。(以上朝鮮通信)