「チマチョゴリ事件」東京で市民らが講演会
「何かおかしくないですか? 1・26講演と討論の集い」(主催=チマチョゴリへの襲撃を許さないアクション・ネットワークづくりのための相談会)が26日、東京・文京区の文京区民センターで開かれ、100余人が参加した。
集いではまず、本社編集局の文光佑副局長が「頻発するチマ・チョゴリ襲撃の実態と朝鮮総聯千葉県本部放火殺人事件の真相」と題して報告をし、共和国の人工衛星打ち上げと関連して相次いでいる挑発、暴行・暴言事件の具体例や背景について語った。
続いて「日韓分析」の北川広和編集長が「『人工衛星』なのに、どうして『ミサイル騒動』を繰り広げるのか? 日本政府の狙いを徹底的に暴く!」と題して講演。北川編集長は、在日朝鮮人への一連の人権侵害事件は、国会が全会一致で「北朝鮮非難決議」を行うなど、日本政府が共和国敵視政策を繰り広げ、マスコミが反北感情を煽ってきたことに起因していると述べた。また、日本政府が日米新ガイドライン関連法案早期成立、TMD導入など、有事・戦時体制作りを進め、戦争への道に突き進んでいると指摘。市民たちが力を合わせてこの様な危険な動きを許さない行動に立ち上がろうと呼びかけた。
集会に参加した布施由女さん(51、清瀬市在住)は「チマ・チョゴリ事件は日本人の人権意識の低さを象徴的に表している。私たち1人1人が日本政府に働きかけ、この様な事件が再び起こらないよう行動を起こしていかなければならないと改めて思った」と話していた。