柔軟体操の基本動作


水中体操、散歩、早歩き、ヨガも良い

 ここに紹介したのは、南朝鮮の蔚山大学医学部が勧める若い女性から70代の高齢者まで可能な「柔軟体操の基本動作」。同大ソウル中央病院スポーツ医学センターのチン・ヨンス教授は、「高齢者は運動量を少なめにという考えは間違っている。運動の強度は考慮すべきだが、回数は少しずつ増やし、体力維持に努めるべきだ」と語る。

 同大の医学チームは、この基本動作を女性30人を対象に週3回、3ヵ月間試みた。その結果、ウエストが平均6センチ、お尻の回りが2センチ細くなり、体脂肪が20%減った。

 チン教授は、柔軟体操に代わるものとしては、水中体操、散歩、早歩き、ヨガなどを勧めている。これらの運動は、柔軟体操に比べると、危険が少なく、調節しやすい利点に恵まれていると言う。なお、高齢者の場合、水中体操とヨガは、1回に20分〜40分、早歩きは20分、ヨガは30分位、週3回が目安。

1、全身を伸ばす
両手を頭の上に、足は反対方向に同時に伸ばす。

2、足を引っ張る
膝を両手で抱え、片方ずつ体の方に引っ張る。

3、腰で床を押す
お腹に力を入れて背中で床を押す。

4、お尻を浮かす。
横になった姿勢のまま、お尻を浮かす。

5、上半身を起こし、止める
両手を前に、上半身を起こし、そのままの姿勢を保つ。

6、肘を立て、上半身を浮かす
うつ伏せの姿勢で両肘を立て、顔をあげて正面を見る。