春夏秋冬
体育の日の10日。テレビの天気予報は「今日は100%、傘は要りません」と言うほどの快晴。神奈川県丹沢・塔ノ岳に友人と登った。当初は奥多摩・鷹ノ巣を予定していたが、JR中央線が信号事故のため不通となり急きょ、小田急沿線の山に変えた。このため新宿駅はごった返していた
▼渋沢駅下車、バスで大倉へ。通称バカ尾根と言われる大倉尾根からのコースだ。ダラダラと登りが続くので、この名前がある。山頂までの標高差は1200メートルで、3時間以上かかりかなりきつい。しかし登山道は整備されており、頂上までいくつもの山小屋があり、しんどくなれば無理をしなくても何時でも引き返せる。丹沢入門コースの一つだ
▼花立山荘からは数日前に初冠雪した富士山もくっきり見え、ハングライダーが幾つも頭上を飛んでいた。塔ノ岳頂上は「丹沢銀座」を思わせるほど人がいた。みんな思い思いの食事を楽しんでいる。ビールやワインで乾杯するグループも
▼この日の丹沢には実に多くの老若男女のグループが登っていた。中高年は言うに及ばず、小さな子供を連れた家族、高校生や大学生の男女グループ、仲良く手を繋いで登るアベック、外国人グループもいた。中高年の登山ブームと良く言われるが、若い世代にも登山愛好家は増えている
▼同胞の間では、在日本朝鮮人登山協会の主催で95年から毎年、在日同胞登山の集いが行われている。昨年は日光・白根山、最年少は8歳の小学生。山好きのハラボジと一緒に登った
▼5回目の今年は11月7日に伊吹山に登る。同胞の若い世代の中にも登山好きが増えそうだ。(喜)