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在日 分会代表者会議/21世紀、同胞生活密着型へ
朝鮮人慰霊碑にペンキ
日本 村山・野中氏ら訪朝へ
国際 ノーベル平和賞決まる
在日/
「分会代表者大会−1999」が、16、17の両日、東京都北区の東京朝鮮文化会館で開かれ、日本全国の総聯・女性同盟分会長をはじめ、商工会、朝青、青商会、教職同、教育会、文芸同、体協、留学同など、末端組織の同胞らが参加した。
大会は21世紀に向けて、分会の活動を同胞の生活により密着したものに変えるため開催された。
総聯中央の韓徳銖議長があいさつし、徐萬述第1副議長が「愛国愛族の旗じるしを高く掲げ、同胞愛で団結した力で新世紀の分会活動を創造していこう」と題する報告をした。続いて11人の代表が討論し、127の単位に「愛国愛族分会」の称号が授与された。
17日午前7時15分ごろ、広島市中区中島町の平和記念公園で、「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」にペンキがかけられているのを通行人が見つけ、広島中央署に通報した。同署は器物破壊の疑いで調べている。
同署の調べでは、亀をかたどった台座の頭の部分からオレンジ色の蛍光ペンキがかけられ、下の台にも大量に落ちていた。慰霊碑は1970年に同胞有志らが建てたもので、当初は平和記念公園の外にあったが、「民族差別の表れ」との声があり、今年7月に公園内に移設された。8月6日には小渕恵三首相が歴代の首相として初めて訪れている。
北/
外務省高官、カナダ訪問
南朝鮮の聯合ニュースが17日、報道したところによると、朝鮮外務省関係者が1日からカナダを訪問している。南朝鮮政府当局者の話として報じた。
訪問しているのは朝鮮外務省の車貞課長と外務省傘下団体の国際問題研究所のメンバー3人で、カナダのブリティッシュコロンビア大学(UBC)の招待。南朝鮮当局者は今回の訪問が「97年に朝鮮を訪問したUBCのポール・エバンズ教授の招待」で朝鮮の代表らはカナダで「大学主催の学術行事に参加した」という。朝鮮の外交官の入国は初めてとされる。
14日平壌発朝鮮中央通信によると、平安北道で土地整理事業が始まった。同道では、泰川郡、義州郡、亀城市などで土地の整理を行っており、1000坪(約3300平方メートル)単位の田畑が造成されつつある。
朝鮮では昨年9月以降、耕地確保のための土地整理事業に力を入れており、江原道では昨年末までに2万ヘクタールの田畑を確保した。
南/
中国・天津で行われた第34回世界体操選手権大会(9〜16日)男子平行棒で16日、李周炯選手が金メダルに輝いた。李選手は男子平行棒決勝で9.75点を獲得、選手権大会で南朝鮮に8年振りの金メダルをもたらした。
今大会で南朝鮮は、歴代最高成績の団体戦5位を獲得し、2000年シドニー五輪の切符を手にした。
聯合ニュースによると、金大中大統領は12日、現代グループの鄭周永名誉会長が今月1日に朝鮮の金正日総書記に提起した、朝鮮アジア太平洋平和委員会の金容淳委員長の南朝鮮訪問を歓迎する意向を表明した。
ソウルを訪問中の斉田一路共同通信社社長との会談を通じて明らかにした。
また金大統領は、日本が朝鮮と自由に接触し、国交を正常化する事を歓迎すると述べた。
日本/
報道によると、社民党の村山富市元首相と自民党の野中広務幹事長代理が、超党派議員団を率いて来月にも訪朝する意向を固めた。
最近の朝米関係改善などを受けたもので、朝・日関係の改善に向けた政府間交渉再開の糸口作りが目的だ。訪朝が実現すれば直行便が利用されるのは間違いなく、昨夏以来「制裁」措置の一環として凍結されているチャーター便の運航が事実上再開される公算が大きい。
国際/
今年のノーベル平和賞が非政府組織(NGO)「国境なき医師団」に贈られることになった。ノルウェーのノーベル賞委員会が15日、発表した。授賞式は12月にオスロで行われる。
同医師団は、戦争や天災などにより医療が必要な地域にボランティアの医師や看護婦を派遣するNGO。世界23都市に支部や事務局がある。
ノーベル賞委員会は、授賞理由として「世界の各大陸での先駆的な人道援助活動を評価する」としている。