東京で日本・朝鮮教育シンポジウム/朝鮮学校に「1条校」に準ずる待遇を
日本・朝鮮教育シンポジウム―朝鮮学校に「1条校」に準ずる待遇を!―が23日、東京都の御茶の水スクエアで行われた。日本教職員組合(日教組)、在日本朝鮮人教職員同盟(教職同)、日本朝鮮学術交流協会が共催したもの。日教組と教職同が民族教育権の保障を求めるシンポジウムを開催するのは初めてのことだ。日教組側からは西澤清副委員長をはじめ全国9ブロックから60人の教師が朝鮮学校関係者と共に参加した。
シンポでは基調報告、パネルディスカッション、自由討論などが行われ、東京、千葉、広島など各地域の経験が話し合われた。また日本における教育改革運動の中に民族教育権保障の課題を正しく位置付けて運動を強化していく必要性が指摘され、今後、解決すべき課題として(1)朝鮮学校に対する私学並の教育助成金(2)朝高卒業生の国立大学の受験資格の認定などが挙げられた。日教組と教職同は来月初めに文部省に要請する予定。