ニュースPICK-UP
北 15日から朝米高官協議
モンゴル首相が訪問
第2の千里馬大進軍先駆者大会
体育省が内閣体育指導委員会に
祖統委代弁人「保安法」の完全廃止求める
南の企業家、平壌で肉親と面会
南 鄭夢準会長、15日から訪朝
サッカー五輪出場
南朝鮮大使に寺田氏
国際 「国家保安法」廃止を/国連規約人権委員会が勧告
ホワイトハウス報道官、下院諮問グループ報告書に反論
在日/
2日に行われた京都市立山王小学校の学芸会で、同校の民族学級で学ぶ15人の同胞生徒が民族の伝統的な芸術を披露した。民族衣装を身にまとい、3、4年生は朝鮮舞踊、5、6年生はチャンダンノリを披露し、喝采を浴びた。
1949年にGHQと日本政府が下した「朝鮮人学校閉鎖令」により、当時、京都では約1000人の同胞生徒が日本学校への転校を余儀なくされた。同胞らは日本学校に民族学級の設置を求める運動を展開し、51年に設置が認められた。現在、京都市内では山王のほかにも養正、陶化の計3校の小学校で72人の同胞生徒が学んでおり、山王小学校同様、学芸会では民族芸術を披露している。
「TOKYOオリニフェスティバル」が3日、東京・北区の東京朝鮮中高級学校で開かれ、親子連れなど4500人が楽しい1日を過ごした。
女性同盟東京都本部、東京青商会がつくる実行委員会が主催した同フェスティバルは、女性同盟本部が都内の子どもたちの誕生祝いにセクトン(朝鮮伝統の柄)模様のアルバムを贈るようになって10年を迎えたのを機に企画された。
校庭と多目的ホールには、ミニ動物園や金魚すくい、輪投げ、人形劇、紙芝居、朝鮮相撲、縄跳び、囲碁など小さい子どもから大人まで一緒に楽しめる多彩なコーナーが設けられた。また同敷地内の文化会館では父母や子どもたち150人が楽しい歌や体操、お話などを披露したファミリーコンサートも上演された。
北/
5日発朝鮮中央通信は、「外務省の金桂寛副相を団長とする朝鮮代表団と、米国務省のカートマン朝鮮半島和平担当大使を団長とする米国代表団との間の会談が15日からベルリンで行われる」と公式に報じた。また「今会談は9月のベルリン朝米会談から続くものであり、われわれに対する米国の敵視政策の放棄をはじめ相互の関心事となる朝米間の懸案問題を協議することになる」と伝えた。(朝鮮通信)
洪成南総理の招きにより、モンゴルのアマルジャルガル首相が4〜5日にかけ訪朝した。
4日に金永南最高人民会議常任委員長と会見、洪総理とも会談した。同日、朝鮮政府主催の宴会で、洪総理は「今回の訪朝は両国人民の友好協力関係を強化発展させ、互いの理解を深めるうえで重要な契機になる」と強調した。(朝鮮通信)
経済建設で新たな高揚を起こすことを目的とした「第2の千里馬大進軍先駆者大会」が3、4日、平壌の4・25文化会館で開かれた。報告した洪成南総理は、「経済を活性化できる良い兆候が現れ、強盛大国建設で転換の突破口が開かれた」と語った。4日の朝鮮中央放送によると、洪総理は、「農業構造が改善され、穀物生産をはるかに増やせる展望が開かれた」と述べ、2毛作とジャガイモ栽培で活路を開いたと強調した。
朝鮮の最高人民会議常任委員会は3日、政令を発表し、体育省を内閣体育指導委員会に改めた。
平壌放送によると祖国平和統一委員会スポークスマンは2日、「国家保安法改正」を検討している南朝鮮当局を批判する談話を発表し、次のように指摘した。
南朝鮮当局が「保安法」の一部条項を改正するとして個人を対象に適用してきた「讃揚・鼓舞罪」を「利敵団体構成罪」に変え、組織的に人を称え励まし宣伝すればこの条項にかけて裁判に付し、個人の発言については、「保安法」適用の対象から除外するかわりに、「刑法」に新しい条項を設けて処罰しようとしている。
「保安法改正」は本質において、この悪法を補強してファッショ的機能をさらに強め、その完全廃止を求める内外世論をなだめるための欺まん策に過ぎない。(以上朝鮮通信)
南朝鮮の中小企業経営者が先月、政府の承認の下に平壌で老母と弟に面会していた事実が確認された。南朝鮮の聯合通信が伝えたもので、これで南北当局の承認下、南の離散家族が訪北して家族と面会した事例は4件になるという。
南/
聯合ニュースによると鄭夢準大「韓」サッカー協会会長兼国際サッカー連盟(FIFA)副会長が15日から4泊5日の予定で朝鮮を訪問する。
同ニュースは「鄭会長は12月5日に東京で開催されるFIFAワールドカップ組織委員会会議に先立ち、ワールドカップの分散開催を論議することと思われる」と報じた。同サッカー協会としては、南朝鮮で行われる32試合中2試合を平壌などで開催する立場で交渉するという。
4回連続のサッカー五輪出場が決まった。5日、バーレーンのマナマで行われたアジア地区B組最終予選でバーレーンが中国を1―0で下した結果、13日にソウルで行われるバーレーンとの最終戦の結果に関係なく、2000年に開かれるシドニー五輪行きの切符をアジアで最初に手にした。現在、A組はサウジアラビア、C組では日本が1位。
河野洋平外相は2日までに、小倉和夫駐南朝鮮大使の後任に寺田輝介朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)担当大使を起用する方針を固めた。11月中にも発令する見込み。寺田氏は98年10月からKEDO担当大使で日朝国交正常化交渉政府代表も兼務していた。
国際/
「市民的政治的権利に関する国際規約」(自由権規約、国際人権B規約)の南朝鮮での順守状況を審査した国連・自由権規約委員会は5日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で、国家保安法を段階的に廃止するよう南朝鮮当局に勧告した。
委員会は10月22日に行われた審査の結果をまとめた総括所見で、「とくに第7条の『反国家団体讚揚』の処罰範囲の広さには合理性がなく、国家安保のために必要な程度を超えており、早急に改正されるべきだ」と指摘した。
米ホワイトハウスのロックハート報道官は3日、米下院の「北朝鮮諮問グループ」(代表=ギルマン外交委員長、共和党)が公表した報告書に対し、「現在とっている政策に代わる具体的なアイデアは見られない」と反論した。同報道官はまた、ペリー朝鮮政策調整官が発表した報告書は「非常に重要」で、「これに異論のある人々は建設的な構想を提示するよう提案する」と述べた。「北朝鮮諮問グループ」の報告書は朝鮮が核開発を続けている「重要な証拠がある」などと指摘しているが、具体的な言及はない。