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在日 関東大震災虐殺真相求め目撃者が日弁連に人権救済申立
千葉青商会、マリンスタジアムでソフト
兵庫高砂で交流マダン/4000人で盛況
在日/
19日、関東大震災時の朝鮮人虐殺を目撃した横浜市在住の文戊仙さん(91)が、日本政府による事件の真相究明と謝罪を求めて日本弁護士連合会に人権救済申立をした。文さんの存在は今夏から神奈川県下で行われた1世の聞き取り調査で明らかになった。
1923年当時、東京都品川区で働いていた文さんは、職場近くの長屋で震災にあった。隣の叔父夫婦の家に避難していると、日本刀やとび口を持った日本人が「朝鮮人は悪い奴らだから皆殺しだ!」とわめきながら文さんのところにやってきた。父の友人が殺された所も目撃した。同日、日弁連会館で記者会見した文さんは「亡くなった同胞のためにも日本政府に心から謝ってほしい」と語った。
千葉県青商会が主催する地域対抗ソフトボール大会が13日、千葉マリンスタジアムと習志野茜浜グラウンドで行われ、青商会会員やOBら70余人が参加した。4チームがトーナメント方式で勝敗を競った。
決勝戦は千葉青親会と東葛青商会との間で行われ、7―6で東葛青商会が優勝。試合後宴会があった。
千葉青親会の韓誠求会長(36)は「不況が続くなか、会員が集まること自体意味がある。こういう繋がりを大切にしていかないと」と語っていた。
兵庫県在日外国人教育研究協議会が主催する第2回東はりまマダン(総聯兵庫県加印支部など共催)が14日、高砂市のユーアイタウン緑道公園で行われ、4000人で賑わった。外国人と日本人との文化交流を通じ、互いに尊敬しあう環境を作ることが目的。
高砂朝鮮初級学校生徒や兵庫朝鮮歌舞団の文化公演が披露され、同校オモニ会が準備した朝鮮料理の売店も列ができるほどの盛況ぶりだった。
東播磨地区には7000人以上の外国人が住んでおり、地域住民との交流がクローズアップされている。
北/
【平壌発=金志永、李鉉民記者】朝鮮アジア太平洋平和委員会の招請により、国際サッカー連盟(FIFA)副会長の鄭夢準「大韓サッカー協会」会長一行が15〜19日、平壌を訪問し、サッカー交流と関連した一連の問題について北側の関係者らと協議。民族の和解と統一の立場から、サッカーの統一チーム実現へ積極的に努力する意向を互いに確認した。
鄭会長は今回、南北サッカー統一チームを構成する問題、極東4チーム親善サッカー大会、極東クラブ選手権大会、2002年ワールドカップへの北側の参加問題、南北サッカー往来競技、サッカー指導員・選手招請問題などについて提起した。
北側は、鄭会長が祖国統一に寄与しようとの気持ちから、各種の国際試合に南北が統一チームを構成して出場することを提起したことについて支持、歓迎した。双方は、南北関係で環境が整うに伴い、南北サッカー統一チームを構成するのに必要な実務的措置を取ることにした。
また北側は、極東4チーム親善サッカー大会、極東クラブ選手権についても、一連の懸案問題が解決すれば出場を肯定的に検討できるとの意向を表明した。2002年ワールドカップについては現時点では実現が難しいとの見解を示したが、情勢の推移を見極めながら引き続き協議し、方途を模索することになった。
さらに、このような問題を解決していくなかで、南北サッカー往来競技などを実現していくことについても話し合った。
鄭会長一行は滞在中、内閣体育指導委員会の朴明哲委員長と朝鮮アジア太平洋平和委員会の宋浩京副委員長を表敬訪問し、朝鮮サッカー協会のチョン・ユンリョル書記長と実務面談を行った。
南北のサッカー関係者による協議は同胞愛あふれる雰囲気の中で行われ、一連の懸案問題に対する討議を続けることで、協議内容をより発展させていける土台を作った。