家庭菜園―私の歳時記/サンチュの英語名、レタス

（崔敦�K　習志野市在住）

　今、食卓に上がる野菜で一番新しいのは京菜とレタスだ。京菜でキムチをつけたが、一週間でなくなった。次の分も採らなければと思いながらも日の出が六時過ぎの最近ではそれもままならない。やっと２３日の休日を利用して採った。

　レタスは９月末に種まきしたのを、１１月９日に初めて食した。やはり買ってきたのに比べるとまだ結球もしない物（間引きだから当然のことだが）だが、味は格別だ。

　レタスは、１１月に入ってすぐの休日を利用し、７０株ほど植え替えた。これもよく育ちそうな気配だ。間隔を置いた分大きくなるのを期待している。

　レタスとは英語名である。ところがレタスの日本語が、チサ（チシャ）であるという事実には驚いた。チサが私たちには一番身近な野菜であるサンチュの日本語名であるのは周知のとおりだ。

　レタスとはサンチュの英語名だったのである。レタスがサンチュの一種だとは知っていたが、言葉自身が同じだとは知らなかった。

　レタスには結球するのとしないのがあり、しないのをチシャと呼ぶ。結球するのをタマジシャといい、英語名でレタスと呼ぶとのことだ。

　では焼肉店で出るサニーレタスは一体何なのかという問題にぶつかった。結論をいうと菜の上部が赤紫色を帯び、なおかつ結球しないレタスの市場名ということだ。ゆえに、これもやはり広い意味ではサンチュといえる。

　レタスはもともと口に合う野菜ではあるが、この様なことを知っていっそう親近感がわいてきた。