同胞専門家招き「生活講演会」/総聯東京・御徒町分会
総聯東京・台東支部御徒町分会の主催による生活講演会が11月25日、上野の総聯台東支部講堂で開かれ、30余人の地元同胞が参加した。
同分会の講演会は、一昨年7月、昨年4月に続いて3回目。前2回は朝鮮の政治や文化がテーマだったが、今回は「就職や結婚、年金取得など、同胞が抱える様々な問題について、その道の専門家にアドバイスしてもらおう」(李成昊分会長)と、同胞の生活・権利問題をテーマに選んだ。
講演会では、同胞法律・生活センターの殷宗基所長、同胞結婚相談中央センターの李洋成事務局長、朝・日輸出入商社の金永浩専務、中外旅行者の姜玉周社長、西新井病院上野診療所の渡辺信夫事務長代行が、事業内容などを説明した。
講師らは、「同胞法律・生活センターは、国籍問題のような同胞固有の案件をはじめ、幅広い問題を取り扱う『同胞110番』。いつでも気軽に来てほしい」(殷所長)、「結婚相手を探す『チョンシル・ホンシル』の登録会員数は8000人以上。1人でも多くの同胞に相手を見つけてあげたいとの思いで頑張っている」(李事務局長)などと強調した。
また、質疑応答では、「同胞と日本人が一緒に朝鮮に行くことは可能か」、「結婚相談センターでは離婚経験者や高齢者の出会いの場も設けているのか」などの質問に講師が答えた。